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2014年02月22日21:17

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885 オルガンの演奏会

近所にある宝塚教会でオルガンの演奏会が開かれました。オルガニストは高名な松居直美さん、近くに在る神戸女学院音楽学部の講師をされています。演目はブクステフーデの作品が5曲、プレルードが2曲とコラールが3曲。それとバッハのパルティータ、コラールが3曲、プレリュードとフーガ。

オルガンは友人が取り扱っているイェーガー&ブロンマー工房の12ストップ。写真のようにあっさりとした明るい近代的なデザイン。教会堂の大きさと比べると、ややオルガンのサイズが過大かな?

演奏した場所が演奏会用のホ−ルではなくて、牧師さんが毎週説教をされる礼拝堂で、残響時間が短い講演会用ホールに近い音響でした。しかも冬なので厚着した聴衆のみなさんが着て来た分厚い防寒着を手許に持っていて、まるで吸音材を敷き詰めてしまったような環境!

オルガンの演奏にはもっともっと長い残響時間のホールの方がいいのですが、これは仕方のないことです。ブクステフーデの作品で低音部分が休止符で停まったときに、直ちに無音になってしまうのはかなり不自然でした。残響時間が10秒近いホール(石造りの天井の高い礼拝堂)では、徐々に音量少なくなっていく余韻を楽しめるのですが。アンプとスピーカーで残響を補う方法もあるのですが、クラシック畑の人達は電子的な加工をとても嫌がります。

でもやはり一流のオルガニストはすごい、たくさんの音が鳴り響いているときは素晴らしい演奏でした。アンコールは讃美歌から「神は我が砦」を会衆一同で、珍しく男声が多くてオルガンの低音と相まって素晴らしいコーラスとなりました。西洋音楽は低音ですね。
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