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2014年02月19日23:47

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『エウロパ』

『エウロパ』

 <エウロパ>、人類は木星の衛星のひとつにギリシャ神話のエウローペーにちなみこの名をつけた。ゼウスが一目ぼれしたように、人類もこの衛星に引き寄せられる…。

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 地球外に生命体は存在するのか。
これまで幾度となく議論されてきたテーマ。
フィクションの世界では多くの作家の制作意欲を刺激するテーマらしく、数え切れないほど作られてきた。

 ハードSFタッチで木星の衛星エウロパを目指す精鋭クルーたちの活躍をミステリータッチで描く。
…とはいうものの見るからに低予算で、『ゼロ・グラビティ』を見たあとではかなり厳しいが仕方あるまい。

 アポロ計画、スペース・シャトル以降は人間が遠く離れて探査することは夢物語になりつつあるが、謎ゆえに自由な発想も可能である。
どことなく星野之宣のコミックを思わせるようなところも見受けられるが、SFのセンスとしてはイマひとつだろうか。もっともSFというよりはサスペンスに近いといったらいいのか?
このレベルのアイディアならば先の星野漫画の方がはるかに出来のよいのがありそうだ。

 映画はクルーたちがレポートするビデオ形式で語られる。
起きた事例を過去形として眺めているからか、冷静に見れてしまうのは良し悪しがあるかな?
キャスティングで、もっともなじみがあるのは『第9地区』のシャールト・コプリーだろうか。
映画通なら、どこかで見た俳優たちがちらほら…。
宇宙船自体は遠心力で居住空間に重力をつくり出しているという設定だが、低予算ながら無重量状態を出そうとしている努力は評価したい。
ただ、<あれ>を見せたのはどうだろうか?
この演出いかんでは作品の質ががらりと変わったのではないだろうか。

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 船長が中国人というのは映画の資本に中国が入っていることと無関係ではあるまい。
<エウローペー>がヨーロッパの語源であることを考えると実はスリリングなメッセージか…?(笑)

3月15日より公開
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