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2013年12月27日22:02

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862 ならまち

40年ほど前にお世話になったアメリカ人の先生御一家が来日、当時一緒に学んだ(遊んだ)仲間たちと歓迎会を奈良で催しました。こちら側のメンバーに一人通訳案内業(所謂ガイド)として長く活躍していた女性がいて、案内とエピソードの紹介等を一任。最初は外人だったら喜ぶ大仏と野生の鹿。

大学教授が大仏で満足するはずがないやろう〜。ってなわけで次はならまちへ、最初は元興寺(ガンゴウジ)。写真1はそこの極楽堂の西面屋根、少し汚れて見える瓦に注目してください。588年に飛鳥で起工された飛鳥寺が718年に奈良の平城京へ移築されました。その時に瓦を含む多くの部材が解体されて奈良まで運ばれ、元興寺の伽藍となりました。したがって汚れて見える瓦は1400歳ということになります。

写真2は図面の代わりに制作された五重塔の模型で、1000年以上にわたってずっと元興寺の屋内に保管されていました。とても保存状態が良く、ほんの数年前に制作されたもののようでした。

次は写真3に見られるような奈良の古い町屋の中の細い道を散策、安政年間創業の砂糖屋、現存する日本最古の薬種問屋、からくりおもちゃ館、古く小さな造り酒屋・・・・・・静かで古い町並み・・・・・飽きないですね〜。二階の壁面に在る虫籠窓(ムシコマド)、壁面に取り付けてあるバッタリ床几や犬矢来(イヌヤライ)。一階の庇(ヒサシ)がとても低い。和菓子屋で一服、骨董屋で足留!

先生も、古いものが大好きなお嬢さん一家も大満足。そうだ思い出した2012/6/23の日記で結婚祝いにする欄間を探した話を書きましたっけ。以前(10年以上前)お目にかかった時は可愛いお嬢ちゃんだったのですが、いまは神秘的とも言えるような彫りの深い美しい人に変身していました。ここにそのポートレイトを載せられないのはとても残念です。
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