備忘録、『ブラインド・デート』@
東京国際映画祭2013
『
ブラインド・デート』(コンペティション)
非モテ男の悲哀に満ちた立ち振る舞いに共感を覚える。
日本では珍しいグルジア映画。
女付き合いが下手で内気な中年男が家族、友人らとの間で巻き込まれひと騒動起こすペーソス溢れるコメディ。
草食系なのか、性格ゆえか女性と縁がない主人公サンドロ。
40歳を過ぎても未婚で両親と暮らしていて、見るに見かねた友人が出会い系でダブルデートに誘うがうまく行かない…。
しかし、サンドロにも好きな人が出来る。
相手もまんざらではない様子…一つ問題は出所したての旦那がいることだった。
ユルイ感じで話が進む辺りはカウリスマキの映画に通じるところもあるかもしれない。
本当に優しくて気がいいために利用されることもあるだろう。
夫と離婚したがっている妻と奇妙な三角関係が、ワビ・サビにも通じる雰囲気と共に語られる。
確かに一部で指摘されるように主演のキャラクターに深みが“ない”といえば“ない”。
演技力よりも“素材”が求められてのキャスティングであろう。
ただ、脚本に未整理の部分も感じるし珍しい話ではないとしても、作品としては好印象を持ったのも事実。
グルジアの寂寞とした風景が作品によくマッチしている。
鑑賞後にQ&Aがあり、監督、主演、プロデューサーらが登壇。
左から監督のレヴァン・コグアシュビリ、主演のアンドロ・サクヴァレリゼ、プロデューサーのオレナ・イェロショヴァ、スリコ・ツルキゼ。


主演は脚本家が本職でいやがる彼を口説き落としてのキャスティングだったそうな。
見た目には本当にハマっていて、監督の気持ちが良く分かる。
お芝居が硬いのはそういうことだったのだろう。
ちなみに、質問の
<草食系>をGrass Eaterって訳していたけど…ジョークだよね?(笑)
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