『馬々と人間たち』@
東京国際映画祭2013
『
馬々と人間たち』(コンペティション)
アイスランドの人々は馬と格別強い結びつきを持つという。
厳しい自然の中で躍動する姿といかに人間と密接であるかが、
故事・説話のようなエピソードの積み重ねとして語られる。日本昔話ならぬ、ちょっとした<アイスランド昔話>を見ているようでもある。
ともかく
力強い映像が魅力的。
セリフを極力排除して、迫力ある馬の疾走など映像で語るあたりは実に映画的である。
ともすれば読み違えや意味不明になる危険もあるが、この絵の力にグイグイ引き込まれる。
なにせ動物相手だけにリハーサルは出来ず、ほとんどは偶然の産物という辺りはスリリング。
しかし、結果的に狙った<演出>ができるというもの、またスタッフたちも馬と馬が合う(笑)アイスランドの人たちなのだろう。
ほとんどVFX処理は行われなかった中で、極寒の中のサバイバル術で見せた描写はCGだと思うが、かなりインパクトがあり、この<生まれ変わり>が縦糸をつむぐ。
ただ、話の一貫性が弱いためか<作品賞>という観点では損をしているかも…。
事実TIFFで
は最優秀監督賞の受賞に留まる。(いや、それでさえ立派ではあるが…。)
Q&Aに登場したのはベネディクト・エルリングソン監督(つるつる)、プロデューサーのフリズリク・ソール・フリズリクソン(ふさふさ)。

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