私は時々依頼を受けてアンティーク・オルゴールやそれのための演奏ソフトを輸入しています。ディスク・オルゴールの演奏ソフトは写真2のように鋼鉄の円盤（ディスク）に突起という形で記録されています。
今回は松山（私の古里に近い町です）に在住の方の依頼です。600曲以上が収録されているオルゴールのCDを聴きながら選ばれたようで、冒険のない選曲。
9002 CAVALLERIA RUSTICANA; INTERMEZZO カバレリアルスティカーナの間奏曲
9005 RADETZKY MARCH ラデッキー行進曲
9014 CLOISTER BELLS 修道院の鐘
9019 BRIDAL CHORUS; LOHENGRIN ワグナーの結婚行進曲
9024 WILLIAM TELL; PRAYER ウイリアムテル
9025 UNDER THE DOUBLE EAGLE 双頭の鷲の旗
9034 MAIDEN'S PRAYER 乙女の祈り
9070 NEARER MY GOD TO THEE 主よみもとに近づかん 讃美歌の320番
9088 SILENT NIGHT, HOLY NIGHT 聖しこの夜 讃美歌21の264
9117 LA MARSEILLAISE フランス国歌
9311 QUEEN OF THE EARTH
9446 SUN OF MY SOUL わがたまのひかり 旧讃美歌38番
この方は重い病気で静養中、唯一の慰めがオルゴールのようです。とても幸運な方で、とある会社の備品が処分されるときに、減価償却済とのことでお安く譲ってもらったそうです。本人は「もう長くはないので、急いでディスクを手に入れてほしい」との希望でしたが、案外早く到着。モノは直径48.8�僂離妊�スクを使用する120年ほど昔のSymphonion社製、テーブル形としてはかなり大型のオルゴール。
きっとこの方の大きな慰めになってくれることを期待して、この曲の中にある「主よみもとに近づかん 讃美歌の320番」を私のレジーナ15インチの演奏で。
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/r1501617f.m3u
でもこの曲は1912年、豪華客船タイタニック号が沈没する際、沈みゆく船上で同船のバンドメンバー（沈没で全員犠牲になる）が演奏したという逸話が残っているのが気になるところ。
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