残暑お見舞い申し上げます
連日の猛暑と突然の雷雨にウンザリの日々が続いていますが、少しマシになってきたかな?
立秋を過ぎたのだから、少しは過ごしやすくなって欲しいものです。
『
アンコール!!』
近頃、老いと音楽という組み合わせの映画が多い気がする。
それは取りも直さず世間の需要の高さを示すのだろうし、老齢化社会とその癒しという観点で、音楽の効用の高さの表れでもあろう。
この映画の主人公アーサーを取り巻く環境もまたしかり。
最愛の妻マギーが余命幾ばくもないと知り、献身的な介護を尽くす。
ただ、基本的に人付き合いは得意な方ではない。
家族の要だったマギーなしでは喧嘩した息子との距離も開きっぱなし…。
重要な<橋渡し>の役割で登場する
合唱団“年金ズ”の音楽顧問エリザベス。
なんともユニークなのは、年配の方には馴染みがないと思われる選曲をすること。
かなり下品な歌詞のオンパレードには分かっていても頬が緩む。
(これも脳の活性化に役立つのか?)
さらにエリザベスの問題が相乗効果を持たせるのだが…。
ベタな内容という話はあちらこちらから耳に入り、設定が明かされた段階でほぼ最後まで予想がつく。
それでも悪い印象は持たないのは、描かれる
<喪失>や<孤独>と向き合うというテーマが普遍性を持ち、
アーサー演じるテレンス・スタンプの魅力に他なるまい。
これまで一癖ある役柄が多かったテレンス・スタンプにしては<まともな>人物像で、寝癖がカワイイ。(笑)
もっと<寄り道>をするのかと思っていたが、余分な枝葉(誰かの恋愛事情とか)まで広げなかったのは潔いと思うしブレを感じないけど、少しあっさりしている印象を受ける。
あまりに出来すぎな話も望まないが、伏線らしきものをいくつも見せながら袖にされるのは、もどかしさも残る。
それでもアーサーの独唱には心動かされる。
まさにこのシーンために映画があったといっても過言ではないくらいに魅力的。
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