なんか昨日からPCの具合がイマイチで、あげるチャンスがあるときにやっておかないと…と思い、タイムラインを独占しますが(苦笑)一気に更新〜。(これでしばらくはないと思われます)
『
コンプライアンス 服従の心理』
胸糞悪くなる映画。
米国の大手ハンバーガーチェーン店で現実に起きた信じられない事件を基に、いかに人間がマインドコントロールされやすいか、およびオソマツな人間に権力を与えることにどう問題があるかを描き出す。
おそらくたいていの人ならば、<こんなに単純にだまされない>と思うに違いない。
しかし、世間での<オレオレ詐欺>や類する馬鹿げた詐欺に引っかかる事件が多いことを考えれば、他人事ではないのかもしれない。
ある日、ハンバーガー店に警察官を名乗る男から電話が入る。
店員の一人に窃盗の疑いがあり、店長に身体検査しろと命令してくるのだ。
ここからはあっという間に転落していく人間の弱さが垣間見える。
<犯人>は早々にネタ割れする。
むしろ問題はその先だ。
もちろん一番悪いのは騙したヤツであるが、それ以上に性質が悪いのは
自分のしでかしたことに気がつかない愚か者である。
言い換えると<犯人>は悪事と知っての犯行である。
それに引き換え、権力を持つ愚か者は善意と思って行動している点だ。
分別あるべき、責任ある大人の行動としては極めて幼稚としか言いようがない。
映画はリアルな演技とサスペンスタッチでグイグイと最後まで引き込まれる。
体を張ったドリーマ・ウォーカーも良いが、
店長サンドラ役のアン・ダウドの憎たらしいことといったら、適役というのが褒め言葉なのか迷うほど(苦笑)。道で出あったら石を投げつけたいくらい。
でも
これが現実を“裸にした姿”で、だからこそムカつく、…つまりはケッサクということか。
『
ハングオーバー!!! 最後の反省会』
さすがにマンネリ打破のためか、これまでのパターンを変えてきた。
知っている人は知っている、知らない人は知らない(当たり前だ)『ハングオーバー!』シリーズの第三弾だが、てっきり残った独身者のバチェラー・パーティーの顛末から始まるのかと思っていただけに意外に感じた。
表向きは軽薄無責任男アランの成長物語であるが、実質の主人公といえるのはアジア系ギャングのボス、
ミスター・チャウ。
チャウは前2作で強烈な個性を放っていたが、メインディッシュになるのはいかがなものか。(笑)
元々この手のキャラクターは<スパイス>とか<薬味>のような存在だと思う。だから、それがメインだと正直言ってくどすぎて食べ辛い。
いたるところに散りばめられたパロディシーンには笑ったし、実際パターンが変わったことの新鮮味はあるが(アクション・シーンには手に汗握る)、肝心な作品の質が変わった気がしてならない。
このシリーズの魅力は
最後の張り巡らされた伏線を回収する謎解きの要素が下品なギャグと双璧だったと思うので、その意味では少し物足りなさを感じる。
これまでのシリーズを見てきた人へ記憶を呼びさますように登場するラスベガスやヘザー・グラハム演じる元ストリッパーのジェイドとの再会などが織り込まる点には嬉しい目配せを感じる。
これまでより<ぶっ飛んだ>印象は薄いものの、最後にはいつもの『ハングオーバー!』らしさを感じさせてくれるので、ファンなら一見の価値はあるかな?
ログインしてコメントを確認・投稿する