うー、喉が痛い。
先日、某映画サイトのユーザー限定の試写会に当たったと喜んでいたら罰が当たったのか、喉が痛い。
おかげで昨晩はろくに眠れないまま会場に向かうことになった。
しかも声もでない。(熱はないので、風邪かなぁ?そのためか分からないけど携帯を家に忘れるし、帰りには地震で地下鉄止まるし…散々だ。)
会場となったシネマート六本木には普段の試写会よりは濃そうな観客がびっしり…。
テストのような雰囲気で緊張する。(実際、アンケートも書かされたしね。)
『
LOOPER/ルーパー』
一味変わったタイムトラベル物。
映画に限らず、タイムマシン(および類似品)を使って過去に干渉する話は山ほど作られた。
『ドラえもん』『ターミネーター』『ミッション:8ミニッツ』などなど沢山思いつくだろう。
どうしてもこの手の作品は重箱の隅をつつけば穴は見つかる。
そこを他に目が行くように仕向けたのは、ウマイ演出かも。
SF物は設定説明に手間ひまがかかる。
手際よく、かつ面白く見せないとならないが、その点では及第点であろうか。
ただ、ヒロインのエミリー・ブラントの出番までは少々長く感じるので、そこは一工夫欲しかった。
ネタバレ厳禁系の話ゆえ多くは語れないが、30年後のジョーは未来を守るために過去を修正しにやってくるのだが、はたしてその行為は正当化できることなのか?
中々難しい問題を含んでいる。
端的に言えば、
解決方法は<北風>か<太陽>だと思うが、どちらを取るかというのは、現実社会が抱えている問題とリンクするのではないか。
30年後の<ジョー>を演じる
ブルース・ウィリスと、若き<ジョー>を演じる
ジョセフ・ゴードン=レヴィットでは顔のタイプは微妙に違うと思うけど、メイクや仕草を真似てブルースらしさで統一していたのは微笑ましい。(ただし、監督&脚本のライアン・ジョンソンはジョセフ・ゴードン=レヴィットにアテ書きしたということらしいけど…)
子役の芝居が素晴らしく、まさに末恐ろしいとはこのこと。(笑)
実は
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』がアイディアの一つになっているのではないとか少なからず感じている。
それは若きジョーが近未来設定(2044年)であるにも関わらず、古臭い懐中時計を使っていること。
未来の自分と(まるで)鏡映しに対峙すること。
タイムマシンと<穴>の関連性。
<ルーパー>の仕事が<終わりのないお茶会>を連想させること。
必然性のないアイテムで<シロウサギ>が登場することなど…。
アリスの迷い込む世界は<秩序をなくした世界>。
我々は時間という秩序に縛られているが、大切なものでそれは絶対的なもの。
そこを<タイムマシンで変える>ことで<意思さえあれば時間は変えられる>、つまり定められた運命からの開放を意図したのではないかと見ている。
他に目に付くのは、未来の中国は光り輝く理想郷で、アメリカの未来は荒廃しまくっているということ。(笑)
これは米国と中国の合作映画だということで、随分と中国に配慮したのだろうが、このままでは将来<覇権国家>が入れ替わるよ…と現在のアメリカに<秩序を取り戻して>と懇願しているとも取れなくないか。(考えすぎ?)
ハードSF風な姿をしながらも、間口の広い普遍的ドラマに仕立ててあるので、アクション&SF好き以外にも楽しめるのではないかと思う。
よき未来に変えるために、我々一人一人が出来ることはあるはずだ。
2013年1月12日より公開
さて、鬼が笑うか?
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