さよならシアターN渋谷。
初めてここで見たのは、全リストを見る限りたぶん『ホテル・ルワンダ』。
http://www.theater-n.com/movie_list.html
独立系ゆえ映倫を通さない自主映画も上映可能というフットワークの軽さも魅力だった。
そういやレイトショーの時間帯でモバイルmixiを初めて使用したのもここだったなぁ。
ユーロスペースがここを使っていた頃からの付き合いだが、もう来ることはないのだろうか?
知らないうちに下の階も<アニメイト>じゃなくなっているし…。
ちなみに元アニメイトの隣はショウゲート試写室だったりする。
(2〜3回お世話になりました)
クロージング作品ということで、当初の鑑賞予定じゃなかったけど来てしまいました。
最近、お小遣い事情で(苦笑)パンフを自重していましたが、これで最後と奮発しました。
500円、安い…安いぞ。
ついでにロビーの自販機でペットボトル飲料も買ってやった。
150円…普通だ、普通だぞ。
もっとボッタくれば閉館しなくて済んだかも知れないのに…。
良心的価格がアダになったか?(実際はデジタル化の波もあるでしょうが…)
『
トールマン』
とかく人は目に映る姿に惑わされる。
本当に<それは真実>か?
二転三転してたどり着いた先に待ち受けるのは一体何か…。
手の込んだ脚本でなんとも考えさせられる内容。
前作『マーターズ』でホラーファンをあっと言わせたパスカル・ロジェ、待望の長編第3作目。
ただし、前作を意識すると肩透かしを食らうかも?
ホラーというよりスリラーとかミステリーの類だろうから…。
(暴力的なシーンもなくはないけど、『マーターズ』に見られたレベルのグロいシーンはほぼ皆無。)
アメリカの田舎町、一時は炭鉱の町として活気と希望に溢れていたが、今ではすっかり見る影もなく荒んだ風景しか見当たらない。そんな頃、<希望>の象徴である子どもたちの相次ぐ失踪事件が町を恐怖に陥れる。
噂では<トールマン>がさらっているという。
神か悪魔か<トールマン>とは一体誰なのか?
隠された真実の鍵を握る人物の秘密の暴露には、思わずなるほどと頷く。
ポイントは<誰がどうやって>…ではなく<
何のために>であろう。
ネタバレ禁止系映画なので結末に関わる詳細は書けないが、トリックに隠された監督の意図が興味深い。
反面、理が勝ちすぎて怖さは半減かも…。
ヒロインの看護師を演じるジェシカ・ビールの芝居が光る。
彼女が作品の背骨を支える大切な役であることには違いない。
さて、
監督から突きつけられた問題提起になんと答えようか。
なんともビターな後味。
(シアターN渋谷は12月2日で閉館)
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