映画と芝居と街あるき（連休中のお出かけ）

ttBが始まったら、じっくり腰を据えて
歌詞のことやら何やら解説したいと思っていたのに、
次から次へといろんなところに行く用事があって書く時間がない！
そしてそれで観たもののこともまた書きたくなって追いつかない。
とりあえず連休のお出かけ箇条書き。

・舞台『tick,tick...BOOM!』二回目観劇（9月15日）
http://www.owlspot.jp/performance/120913.html
初日を体験したあとで、ようやく落ち着いて観られた。
歌はまた一段と良い。
ちょっと疲れは感じさせる声だけれど、力強い。

・映画『夢売るふたり』（9月15日）
http://yumeuru.asmik-ace.co.jp/
ttBマチネ観劇後、池袋シネリーブルにて（リーブルの日なので料金千円）。
西川美和監督、またしてもやってのけた！すごいなあ。
このひとは何を略し、何をどう感じさせるのかよくわかってる。
阿部サダヲの反射神経の良さに惚れ惚れ。
どんどん真っ暗になってゆく松たか子の瞳に戦慄。
ぞっとするような恐ろしいことが日常と地続きに起こるのだ。
わくわくぞわぞわした。これは早いとこ感想を書かねば。

・池上本門寺松濤園（9月16日）
『薄桜記』第9回の吉良邸のお庭を撮影したお庭が、
10日〜16日特別公開とのことで、ぎりぎり滑り込み。
欄干橋からは桜ならぬ百日紅の紅が見え、
鯉の泳ぐ広い池に映る空と雲は真夏のようなまぶしさ。
風情はあるけれどあまりに暑くて汗だく。

・東海寺大山墓地（9月16日）
池上から東急線で五反田に出て、大崎から山手通りを歩き、
これまでも何度か足を運んだ東海寺大山墓地へ。
『天地明察』で一気に身近になった安田算哲（渋川春海）のお墓参り。
線路に囲まれた三角州のようなこの場所は鉄道ファンの穴場。
渋川春海のお墓のすぐ後ろにはひっきりなしに新幹線も走っているし、
夜になってもこわくない墓地だなあと思う。

・舞台『ボクの四谷怪談』（9月17日）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/12_yotsuya/index.html
シアターコクーンにて初日観劇。
もっとパロディなのかと思ったら、予想以上にちゃんと四谷怪談。
役名はそのままで骨格はしっかりとしているし、
時代調の台詞回しも嬉しい。現代とのつきまぜ方が絶妙のバランス。
役者さんは皆良いけれど、一幕目を牽引する勝村さんのパワーはすごい。
松也くんは女方としてきちんと正調のお岩をやっていた。
佐藤隆太くんは舞台を観るのは初めてだったけど、
ラスト近くほとんど独り芝居の大変な役をよくやっていたと思う。
明星さんは意外な役どころで熱唱。
鏡、ネオンライト、字幕など、蜷川色全開のエネルギッシュな作品。
これもぜひきちんと感想書きたい。

と、宿題が目白押しの上に、明日は三回目のttB観劇予定。
しかもアフタートーク付き。
さらに書くことが増える。いつになったらクリア出来ますことか。