『
テンプル・グランディン〜自閉症とともに』
偉人伝記ものの映像化としては傑作の一つ。
HBO制作のTV映画で
エミー賞に輝いたほどの作品なので、わざわざ「傑作!」なんて言うのもおこがましいが、残念ながら日本盤の発売はない。主人公テンプル・グランディンを演じたクレア・デインズの代表作といってもいい出来栄えなので余計に惜しまれる。
ただ、少し前に
LaLaTVで放送があったので、見ている人もいるかもしれない。
(この邦題はその時のもの。また放送してほしいなぁ)
自閉症でありながら博士号を取得し、現在も教壇に立ちながら自閉症啓発のための講演等をこなすテンプル・グランディンの半生を描く。
『レインマン』にも通じるのだろうが、自閉症の中でも高機能自閉症という症状で、「テープレコーダーみたい」と同級生にからかわれるほどの記憶力のよさをみせる。
やはり大切なのは人生を変えるほどの
<よき理解者>との出会い。
その一人が教師であったことが彼女の人生を大きく変えたのだろう。
教育の大切さで感じるのは相手の
欠点を見るのではなく、長所を伸ばしてやることなのだが、頭で分かっていても中々出来ない。
これはいじめの問題にも通じるテーマだと思う。
テンプル・グランディンは言語学には弱いが図形には強い。そして言葉を使わない動物の行動などにも独自の視点を持つ。
彼女の行動からはどんな人でも能力を発揮できる場所があるはず…と、未知のドアを開ける勇気をもらう。
力強く躍動感あふれる映像やビジュアル的にユニークな表現も◎。
ちなみにアメリカ盤DVDは日本のアマゾンでも買えるけど、
日本語字幕ないしリージョンも1です。
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