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2012年08月31日21:48

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729 交通科学館 2

写真1と2はC53形C53 45、1966/7/10、写真3は1970/3/17、共に交通科学館。

1928年と1929年に鉄道省はC53形3シリンダー式蒸気機関車を汽車製造と川崎車輛で計97輌製造しました。写真のC53 45は1928年に汽車製造で作られました。狭軌で幅の無い内側台枠の中にシリンダーを組み込むのはかなり無理が有ったようで、保守を担当する人たちからは嫌われていました。それでも戦争中は旅客列車用蒸気機関車を新製するわけにもいかず、機関区の保守担当者の無理な努力の上に運用されていました。

1950年にC53 45は廃車となり国鉄吹田教習所の教習用車両となりましたが、その後鷹取工場へ移され放置されていました。
1961年に運行可能な状態まで復元工事が行われ、吹田と鷹取の間で記念列車を牽引しました。このときの復元工事は最小限のもので、薄く摩耗していた動輪のタイヤは交換されず、か細く痛々しい足回りのままでした。

1962年から鉄道90周年事業の一環として大阪市港区に開館した交通科学館(現在の交通科学博物館)に静態保存、後に京都市の梅小路蒸気機関車館に移されました。

追加の写真と記事は http://satoyama.in/auto/sharyo/auto797.html をご覧下さい。
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