『
プロメテウス』
<人類の起源>をキャッチコピーに掲げ、巨匠リドリー・スコットがメガホンを取るとなれば、否が応でも気分は高揚する。
かつて映画『エイリアン』の登場はビジュアル面でも後世に影響力を持ちえた。
さて、噂ではその前日譚を描くという触れ込みだったが…。
なるほどビジュアリストのリドリーらしく
初の3Dも効果的に取り込み(実際、活用法として目新しさもあった)、
大画面栄えする映像美は今回も健在。
ヒロイン<エリザベス・ショウ>にノオミ・ラパス、キーマン<デヴィッド>に人気俳優マイケル・ファスベンダー、<監督官ヴィッキーズ>にシャーリーズ・セロンを配するあたりは手堅いキャスティングに思える。
ノオミが“あのポッド”を使うくだりはハイライトのひとつだと思うし、役柄にあわせ感情を抑えたファスベンダーの芝居も的確。
しかし、肝心の<ルーツ探し>についてはこれでよかったのか。
老病生死と関連付けた脚本はなるほどと思うが、大風呂敷を広げた導入部に反し、進むにつれて不安がよぎった。
『エイリアン』とのリンクを感じる点は理解できるが、
落としどころが<そこ>なんですか。
消化不良とともに、矮小化した世界観にフラストレーションを感じる。
もちろん『エイリアン』ファンならマストだとは思うが、はたして満足感を得られるかは疑問。
願わくば、もっと神秘性を残しておいて欲しかった。
金曜ロードショーで始まった映画が実は木曜洋画劇場でしたって印象。
あ、前日譚だから木曜でOKか!?

(失礼)
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