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2012年07月19日02:24

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渋谷ヒカリエでのBSコンシェルジュ収録

NHKネットクラブからのお知らせで、
耕史くんゲストの『BSコンシェルジュ』番組観覧に応募したのは締切直前。
運よく当選して7月4日の収録に行くことが出来た。
http://www.nhk.or.jp/bs/bcon/index_120713.html

実をいうとそれまでこの番組を見たことはなかったので、
募集内容に「収録場所:東京・渋谷」とあるのを、
NHKのどこかなのかと思っていたのだが、
今年4月にオープンしたばかりの渋谷ヒカリエだと知って意外だった。
集合場所はその11階。新劇場シアターオーブのエントランス階。
もっともこの時はこけら落とし前で、足を向けたこともなかった。

当日の集合時間は午前11時10分。
収録は11時40分〜12時半の予定とのこと。
大きなエレベーターで11階に着くと、すぐ目の前にセットが見えた。
外に面したガラス窓のすぐ脇で完全にオープンスペース。
これにもびっくり。
馴染みの『スタジオパークからこんにちは』や『土スタ』のイメージから、
外から見えるにしてもガラスの囲いくらいあるのかと思っていた。
観覧椅子に座らなくても、ごく近くから直接見ることが出来る。
現にそうやって立って見ているファンの人も居た。

セット周辺ではスタッフの方々が忙しなく準備なさっていた。
目が釘付けになったのは、司会・ゲスト席近くに置かれた刀!
これがあるということは目の前で殺陣をやってくれるに相違ない。
ああ、来られて良かったとしみじみ実感。

観覧者は30名。当選メールに記された整理番号順に並び、
その順番通り前列から座り、注意事項など説明を聞く。
一段高い司会ゲスト席と観覧者の最前列は遮るものもなくすぐ目の前。
間にカメラやモニターがいっぱいのスタジオパークの席よりよほど近い。
ここでは画像などを流すモニターや撮影カメラは席の左右のみ。
打ち見るところ観覧者は女性が圧倒的だったが、男性も3名いらした。

準備が整わなかったのか、開始予定よりしばらく遅れて主役登場。
青と白のギンガムチェックブレザーに、
ラベンダーブルーの七分丈ズボンといういでたち。
インナーは白地にソフトクリームの絵柄のTシャツ。
かなり淡い茶系の色で描かれているので、
ああコーンのソフトクリームか、と分かるまでちょっと時間がかかった。
カフェラテにクリームで描くラテアートみたいな色合い。
首には薄いピンクのストール。(←これのみ残念…)
どれも強い色ではなく、わりあい淡い色調。
靴は白ゴム底の黒いスリッポン。
髪はメッシュなど入らない普通の黒髪。
ストールを除けば男の子っぽい風情で悪くない。

ちょっと目が赤くてとろんとした感じだったのは無理もない。
この前日もワープステーションでの撮影で夜間もあったようだし、
この日もそのあと続けて撮影予定だったはずで、忙しい最中。
それでもスタッフの中に見知った顔を見つけて笑顔を向けたり、
座った椅子をとととん、と軽く叩いてリズムをとっていたりするのは、
ワープ撮影の合間などでもよく見るリラックスした姿で微笑ましい。
ひとたびカメラが回るとそつなくツボを押さえてしゃべるのもいつも通り。

すでに放映された部分は今更書くまでもないけれど、
結局1時間以上撮影された中でカットされた部分もあるし、
その場の様子などはちょっと補足しておきたい。

途中で映像を流すスクリーンは右と左にあって、
司会者たちは私たちの向かって右、耕史くんは向かって左を見ていて、
視線が交差しているのはなんだかおかしかった。
椅子の向きもあったのだろうが、
耕史くん馴染みのスタッフさんが左手のほうにいたからだろうか。

ダンダラ鉢巻をした『組!!』の洋装副長の殺陣、磐音の殺陣、
そして典膳の殺陣と、3つの映像が続けざまに流れ、
客席もおおお〜!と沸いたけれど、
ご本人は自分の殺陣場面を淡々と見ていたように思う。
「こうして見ると違うものですね」と言ったあと、
放映では典膳の殺陣実演しか流れなかったけれど、
実際には土方の殺陣、磐音の殺陣もすべてやってみせてくれた。

「土方さんは天然理心流と言って、正眼が基本なんですよね」
と両手をそろえて型を。
「磐音は直心陰流なんですが、トリッキーな剣なんです。
こう片手でくるくるっと回したり」と曲芸もどきの剣さばきを披露。
「典膳は一刀流で、突きが入ります。
むつかしいのは左手がないので、こう体の構えが斜めに…」
とちょっと斜に切り込むの実演。

片手だけで納刀する大変さを見せるためシャツの裾をちょっとめくって、
その下に隠れていた黒にシルバーの鋲がいっぱいついているベルトに
鞘をぐっと差し込んだのにどきっとした。

片手での納刀を綺麗に見せるために、いろいろ考えて、
溝を刻んでもらったという鯉口の工夫。
確かに平行線のような溝が何本も彫られていて皆が感嘆。
「これ僕が考えたんですよ。特許です」と笑っていたけれど、
本当にすごいひとだなあと改めて感服。
刀がすっかり体の一部になっている感じ。

千春との男女の愛と、安兵衛との男の友情は、
同等の比率で描かれるとのこと。
当時の武士たちは今とは違う死生観だったろうことも感じたとか。
「一番良い死に場所を求めているんですよね。
ああ、あいつは一番良い時に逝った、
それに比べて自分は生きながらえて…というような」

高橋和也さんについて他に語っていたこと。
「高橋和也さんはご家族みんなが堀部安兵衛が大好きなんですって。
親戚のおばあさんなんか、好きが高じて
”安兵衛”という居酒屋さんをやってたそうですよ」

「彼は本当にまじめな人。
僕はオフのときは仕事の話なんかしないほうだけど、
彼はそのことばかりですね。
どちらかというとオフだと彼のほうが典膳のように真面目で、
僕のほうが笑わせることばかり言っている」

「山本さんはどんな女性が好きなんですか?」
という中村アナの質問はそのあとも色々展開していた。
典膳が千春のために片腕を切られてもこらえたことにからめて、
「山本さんだったらどこまで我慢できますか?」
「…それって、指何本まで大丈夫か、とかってことですか?」(違)

「仕事と私とどっちを選ぶの?と言われたら?」
「それは仕事でしょう。仕事してないと守ってあげられないですよ」

「じゃあ億万長者のひとに仕事なんてしなくていいからやめて、
ずっとそばにいてと言われたら?」
「…う〜ん、僕、そういうひと好きにならないと思いますね。
仕事してないと僕じゃないと思うし」

後半になって木村多江さんご出演の『恋する雑貨』の映像が流れ、
和柄の地下足袋などが映ったあと、
「山本さんも下駄を愛用なさってるそうですが、
それを持ってきていただきました」と愛用下駄の紹介をするくだり、
実はこの下駄のセッティングがさっと出来なくて、ちょっと間があいた。

こういう待ち時間の時には、司会者側が観覧者に話しかけてくれる。
「山本さんの時代劇では何がお好きですか?」という問いに、
前方の男性が「『陽炎の辻』!」と答えたり。
「『薄桜記』は今までも映像化されてますがご覧になった方は?」
とも聞かれたので「雷蔵さんの映画で」と答えてみたり。

「下駄持ってきてください、と言われてたんですけど、
あ、持ってくるの忘れた!と思ったら、履いて来てたんですよね」
と耕史くん。
それを履いた私服スタイルこそ見てみたかった。

無事収録を終えた帰り際にも、馴染みのスタッフさんの所に回り、
挨拶してから会場をあとにしたのが、まことに彼らしい。
こういう気さくでなつっこいところがスタッフに愛されるんだろうなあ。
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