中山眞美さん企画のライヴに足を運ぶのはこれで二度目。
今回は天辺さんもご出演だというし、楽しみにしていた。
http://www.manasepro.co.jp/mami_live2012.html
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【 TOKYO GIRLS CONNECTION 】
松之木天辺／satsuki／Connie Crisis／真織由季／中山眞美
2012年5月18日（金） 17:30〜22：00
（東京都港区六本木6-9-1）
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私の観劇範囲はごく限られたものなので、
耕史くん演出・主演の『GODSPELL』（2010年）で知った
眞美さんと天辺さん以外は未知のかただったけれど、
とにかく皆個性的で、圧倒的に歌が上手い！
歌ってやっぱりすごい。
世界をがらりと変えちゃう力があるなあ、と改めて思い知らされ、
歌声に酔いしれた。
トーク中の眞美さんの紹介によれば、
雰囲気たっぷりの女装が素敵だったConnieこと小西のりゆきさんとは、
ミュージカル『フット・ルース』で共演して以来のお付き合い。
他の3人とは『GODSPELL』つながりのお付き合いだとか。
眞美さんは『GODSPELL』初演（2001年）、再演（2002年）とも出演、
元宝塚の真織さんも同じ舞台で共演していて、
satsukiさんは2005年上演の時に、眞美さんがやった役をなさってるとか。
天辺さんは2010年上演の時の共演者。
舞台暦の長さ、仲間の層の厚さを感じさせられた。
登場の順番は表記通り。
1.松之木天辺
2.satsuki
3.Connie Crisis
〜出演者5人のガールズ・トーク〜
（天辺さんもお髭はそのままだけど可愛いワンピースとかつらで女装）
4.真織由季
5.中山眞美
全員＋ゲストの尾藤桃子さんでコラボ
眞美さんアンコール
という流れ。
眞美さんまでの4人はそれぞれ6曲ほどパワフルに歌い、
合間合間に休憩が入り、
最期に真打ち登場という感じで眞美さんが十数曲を立て続けに。
バラエティ豊かな選曲で、もうほんとに素晴らしくカッコ良かった！
とりあえず順番に。
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＜天辺さん＞
http://matsunokiteppen.com/tepprofile.html
縦縞のパンツ、柄シャツにジャケット、襟元に前衛立体的なブローチ、
という独特のお洒落な衣装でご登場。
オリジナル4曲、他2曲ということで、
きっと自作映画『パブの中』
http://inthepub.cocolog-nifty.com/blog/
の劇中歌も歌ってくださるだろうとの期待通り、
印象的なテーマ曲が生で聴けて嬉しい。
・愛を見せて（『パブの中』テーマ曲）
この曲好きです。♪きれいな言葉はもういらないわ
と歌う天辺さんの声のキレの良さ！
・ひかりの中へ（『パブの中』男性の歌）
・あなたのいない世界で（『パブの中』女性の歌）
・好き
これはだいぶ前に作った歌で、歌うのは久しぶりだとか。
初々しい恋する気持ち。
・Misty
ジャズのスタンダードナンバー。
古き良き時代のこういう曲、とても落ち着く。
・夏の夜の夢
天辺さんが所属していたオペラシアターこんにゃく座の、
座付き作曲家だった林光氏作曲のオペラ『夏の夜の夢』から。
林氏の曲は私も高校時代の合唱部で親しんでいて好きだった。
可愛らしい素敵な曲。天辺さんが妖精に思えた。
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＜satsukiさん＞
長い金髪に赤い帽子、黒の衣装で激しい動き。
重量感たっぷりの力強い歌声で、マイケル・ジャクソンの曲ほか色々。
『GODSPELL』ナンバー「Turn Back, O Man」が聴けたのは嬉しい！
『どしゃぶりの雨の中で』も良かった。
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＜Connie Crisis（小西のりゆき）さん＞
http://ameblo.jp/noriyukikonishi/
一気に大人の世界。
黒のロングドレス、黒の羽ストール、金髪のウィッグ、
紅い口紅、銀色ハイヒールの女装姿の雰囲気のあること。
そして歌声の素晴らしさ！
どれも英語の歌だったけれど、耳に馴染みのある名曲ばかり。
胸に染みいるような深み。お人柄がにじみ出るよう。
初めてお聴きしたけれど、私的には一番好み。
MCもユーモアがあって素敵だった。
・Saving all my love for you
・Someone to watch over me
・the man I love
・Maybe this time
・Loving you
・A song for you
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＜真織由季さん＞
http://ameblo.jp/maori-yuki/
いかにももとタカラジェンヌらしく、
ご登場は♪愛、それは〜のベルばらメドレー。
青の光る上着がオスカルを思わせてカッコ良かった。
現在はストレスケアカウンセラーもなさっているとか。
曲名全部は分らなかったけれど、NHK朝ドラ『おひさま』メインテーマの
・おひさま〜大切なあなたへ
は、声質に合っていて素敵だった。
男役だっただけに、低いキーの響きが魅力的。
平原綾香さんの曲はお好きらしい。
ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」第2楽章を基にした
平原綾香×藤澤ノリマサのこの曲も、
女性パートと男性パート両方を一人で歌いこなされたが、
どちらかというと今でも女性パートは苦手とのこと。
・Sailing my life
http://www.youtube.com/watch?v=8XM4oRZbnuU
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＜中山眞美さん＞
http://ameblo.jp/mami5521/entry-11255063486.html
バンドによるインスト演奏
・Purple Haze
で盛り上がったところに、グレーと黒のシンプルなスタイルで、
大きなサングラスかけてご登場。
・Brown Eyes
今回の眞美さんの選曲テーマは”色”とのことで、
どの歌にも色が登場します、とのご説明。
曲ごとに小道具を変えていくのもドラマチックで面白い。
次はサングラスをとり、かけてあった赤と白の縞の可愛い帽子を被って、
・赤い帽子
・イエローカード
これはすごく久しぶりに歌う、とのこと。
おきゃんな感じでとっても可愛かった。
・オレンジ通り五番街
ここでテンポよくメンバー紹介と、全員コーラス。
そして帽子をとって
・ 晩夏〜ひとりの季節〜
なつかしのユーミンの名バラード。嬉しい〜！
何をかくそう私の大好きな歌で、昔よく歌っていた。
たしかNHK銀河ドラマのエンディング曲になっていたと思う。
♪空色は水色に 茜は紅（くれない）に/藍色は群青に 薄暮は紫に
って、すごく綺麗な歌詞。
・ジョキジョキ・テーラー
これまたなつかしい『ひらけポンキッキ』で流れてた歌。
青い空、青い海を切り取って服を作ってしまった洋服屋さんのお話。
・海へ来なさい
なんだかじーんとした。眞美さんの声が本当に寄せては返す波のようで。
ずっとひたって揺れていたくなるような。私はこれが一番好き。
今度は黒い帽子を被り、がらっと趣を変えて大人っぽく
・Honestly
・Gold Finger
そしてカルアミルク入りのグラスを手に持って
・カルアミルク
小道具用意万端で洒落てるなあ。ちょっとしたお芝居を見てるよう。
・十人十色
このあとのMCはちょっと長めだった。
というのは、ラストの一曲がたいへんむつかしい曲で、
どうしても上手く歌えず、なんとか歌うのを引きのばしたいと。
それは先頃亡くなったホイットニー・ヒューストンの歌。
彼女が亡くなったのは奇しくも眞美さんの誕生日。
眞美さんがデビューするきっかけになったのは、
高校生の時にホイットニーの「I always love you」を歌って、
ものまね選手権で優勝してしまったことだというから、
やはりこれもご縁なのか。
という前振りのあとで、渾身の一曲。
・I Have Nothing
確かに一筋縄ではいかない、すごいテクニックを要求されるような歌。
でもとにかく一所懸命歌えばいいんだ、と踏ん切りがついたという眞美さんが
全身全霊で歌う姿に圧倒された。真剣勝負だった。拍手拍手！
ここで出演者全員登場。
客席にいらしてた尾藤桃子さんも加わり、皆で一曲。
・I'm every woman
桃子さんは耕史くん主演の『リトルショップ・オブ・ホラーズ』の時、
三人娘のひとりシフォンとして共演してますね。
相変わらずパワフル。
http://ameblo.jp/momoko-bito/entry-11254519296.html
万雷の拍手の中、
「アンコールはなしですよ。これがアンコールなんだから」
と言っていた眞美さんだったけれど、
「あ、でもちょっとだけ歌っちゃおう」とアカペラで歌い出したのが、
・I always love you
聴き惚れてしまった。
ものすごく盛りだくさんで濃密な、でも気持ちの良い歌の世界。
あっという間の4時間半。なんてぜいたくで豊かな時間。
出演者のかたすべてに感謝感謝。
眞美さん、次のライヴも楽しみにしてます。
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