『
ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』
ゾンビ映画の土俵を借りた青春ロマコメ。
やれマイケル・ムーアが絶賛したとかで期待値を高くしてしまったのは、幾分マイナスだったか。
決してつまらないわけではないが、たたみ方の雑さで損をしている映画だと思う。
三年寝太郎並みにコーマ(?)から目覚めたゾンビ青年の<
人生に悔いを残すな>というメッセージは痛いほどよく伝わる。
ゾンビといってもパーソナリティがなくなっているわけじゃなく、思考回路が残っているゾンビで、その意味では『ゾンビ処刑人』に近いかも。(世界観は副題が物語っていますね。…苦笑)
<告白シーン>は手垢がつくほど見慣れたシチュエーションだが、熱い思いが伝わり見所の一つになっている。
監督を務めたビアス兄弟の父親はホラー映画の名作『
死霊のはらわた』でSFX担当だったというが、なるほどと頷ける<いかにも>な映画のコネタが散りばめられている。
切なさを演出するデカいゾンビもフランケンシュタインの<モンスター>の引用か。
ゾンビとなってしまった青年の意外ないわくが話を広げているが、未消化に終わっているのがモヤモヤの原因。
連れの背景描写が今ひとつ欲しかったとか、“犯人”への落とし前などに不満が残るけど、全体的に
自主映画(あるいは学校の映研)のようなノリが楽しい。
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