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2012年04月26日21:30

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662 イースターの演奏会

毎年の恒例、に開催されるランバス・チャペル(写真1)演奏会を聴いてきました。今年は「英国バラードからイタリア初期バロックへ」と題してルネッサンス・リュート、テオルボ・リュートとソプラノ。

今年の注目はThe Last Rose of Summer、明治期に日本に唱歌として導入され「庭の千草」または「夏の名残りの薔薇」という題が付けられました。アンティーク・オルゴールの世界では最も人気のあった曲で、オルゴールの編曲と声楽との差が興味深いものでした。

レジーナ社製小型オルゴールによるシンプルな演奏
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/r1501031f.m3u

ポリフォン社製大型オルゴールによる演奏
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/p2404280f.m3u

エロイカによる華麗な演奏
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/ser08031f.m3u

ソプラノの歌は強弱の差を強く表現し、音と音との間隔や休止時間を自在に変化させる人にしかできない演奏でした。歌詞の内容が(真の心が枯れ果て 愛する者なくして 誰が一人で生きられようか?)という暗い内容に反して、少し声が元気すぎる印象が残りましたが。ソプラノやリュートの演奏は天候、時刻、聴衆等のいろいろな要素を反映させて毎回異なるものに変化させるものなのでしょう。それに反してオルゴールは毎回完璧に同じ演奏を繰り返します、編曲の妙による感動も1回限りかな? 機械はやはり人には勝てないんですね。
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