mixiユーザー(id:11123951)

2012年04月16日20:25

20 view

658 オークション本番

いよいよオークション本番、会場入り口で写真1の105番のパドルを受け取りました。これを掲げているとオークショニア(司会者で値段を上げていく係)に「まだまだ買いますよ〜」と意思表示ができます。会場参加者は90名ほど。

私が狙っていたのは昨日の日記で、写真1のニコル・フレール社製ピアノフォルテ・マンドリン。これは状態が良ければ、その演奏で人を泣かせるほどの実力がありますが、すこし不調で修理が必要。エスティメイトは15〜30万円。競りは8万円からスタート、オークショニアが9万円・・・10万円・・・11万円と値段を上げていきます。会場で揚がっているパドルの数が徐々に減少。私も30万円で降りました〜。競りは電話や書面入札も加わって大混戦。結局電話の40万円が最終となり、オークショニアは4回40万円と唱えてからハンマーを撃ちました。その間約1分間、負けデス。でもきちんと櫛歯の修理ができる匠は世界でも数名、1年以上の時間と100万円近い費用がかかりますでしょう。

どうも電話の向こうにはオルゴールの事を良く知ったコレクターが何人か(多分2名)いたようです。この2人は地味だけれども極めて珍しく貴重な機種ばかりを、考えられないような低価格で狙い撃ちにしていました。

エロイカのドームトップが340万円で落札、バブルの時は2000万円以上で売られていました。1800年ごろ作られたごく初期のサープラトワ・オルゴールがたったの16万円で落札、・・・80万円でも格安なのに。写真2のオートマータ(自動人形)「恋文を書くピエロ」は最近のコピー作品のため落札価格230万円は妥当かな。写真3のポリフォン19インチのオートマチック・ディスクチェンジは260万円で落札、以前にイギリスで見積もりを取ったら700万円ぐらいでした。

カタログを見ていると溜息が出ます。オークションに勝った人は、とても満足していることでしょう。この子達が新しいオーナーのもとで、これからもずっと愛され、周りの人たちを幸せにしていってほしいと願います。

私は生まれて初めてオークションでパドルを揚げる経験をしました。親しいオルゴール友達とおしゃべりができました。ここに書けないような話も聞きました。MBSI 日本支部のメンバーが次々とオオモノを落としていく痛快な場面もありました。

           とにかく刺激的!
2 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する