備忘録
TIFF 24th
『アナザー・ハッピー・デイ』(ワールドシネマ)
才能って何だろう…。親の仕事を間近で体験していたといっても誰もが才能を受け継げるわけではない。サム・レヴィンソン監督(&脚本)はわずか22歳という年齢で本作の脚本の初稿を手がけたという。…そう、ファミリーネームから推察がつくように
父親はバリー・レヴィンソン監督。
幸福で満たされるべき結婚式で集まった両家だが、そこで不器用な家族の人間模様をシニカルに描いて見せる群像劇。
複雑な家族構成に複雑なメンタルの持ち主たちが集まるので、人物に整理を付けるまでが一苦労するが、上手く立ち回れない母親の苛立ちを
エレン・バーキンが好演。
ともかく結婚する息子以外はどこか問題を抱えている家族ばかり。
(誰か一人を抜き出しても一本の映画になりそう…。)
嫌味な役で出演の
デミ・ムーアも出番を心得ているようで頼もしい。
若き監督の手になる作品は心の傷を癒すのは簡単ではないことを刺々しい作劇で包んで見せる。
やたらめったらf××k,bitchといった極端な言葉が並ぶ辺りに若さが出ているかな…と思うが、驚くべき才能を見せ付けてくれた。
ただ、ラストの歌詞はもしかして大事だったかもしれないので、正直な話対訳が欲しかった気もした。
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