備忘録TIFF 24th
時間がずいぶん経ったけど、チビチビ書いていきます。
気長にお付き合いください。(笑)
『ティラノサウルス』(ワールドシネマ)
これはもう一人のイーストウッド。
もちろんまるで違う人物だが、タッチがとてもよく似ている。
とかくモノマネは没個性と思われがちだが、この骨っぽい映画はいい発見。
短気で酒好き、ダメ人間まっしぐらの中年男性ジョセフがキリスト教系のチャリティーショップの女性ハンナと出会うことから運命が変わってゆく話。
ジョセフは根は良い男なのだが、酒にだらしない。
美人とはいえないが、チャリティーショップの女性ハンナは実にチャーミング。
しかし、彼女がこのダメ男を救う話かと思いきや、実は女性の家庭には問題がある…。
ともかくキャストが素晴らしい。
主人公の中年男性にはタフさが見えるピーター・ミュラン、ハンナにはオリヴィア・コールマンを配す。問題の種となる夫ジェームズにはマイク・リー映画常連のエディ・マーサンが好演。
問題を解決するのに祈るだけではダメ。神も、同情するだけで行動しない世間も同じく<無>であると問答無用でぶった切る男の行動力が際立つ映画。
カッコ悪いがカッコいい生き方にしびれる。
監督はこれが長編初となるという英国人俳優のパディ・コンシダイン。
やはりイーストウッドの道を歩むのか?
これからも目が離せない一人である。
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