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2012年03月26日23:51

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『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

 真の政治家たるもの、いかに辛かろうが茨の道であろうが、信念を貫き通して欲しい。
たとえ痛みを伴う改革でも<明日のため>に必要なことなら、成すべきことを成さねばならない。

 英国初の女性首相として長きに渡り君臨したマーガレット・サッチャーの伝記映画。
アカデミー賞受賞したメーキャップにブリティッシュ・イングリッシュを使いこなし、鉄壁なまでの役作りで3度目のオスカーを受賞したメリル・ストリープの一人舞台。
物まねを超えた真に迫る芝居からは目が離せない。

 サッチャーの貧しい少女期から晩年までを総括的に描きだすが、個々の事件には深い描写を示さない。だからといって決して<浅い>とは思わない。
この映画ではそぐわないという選択なのだろう。
アビ・モーガンの脚本は全体構成やリズム感はしっかり取れていたと思う。
サッチャーが家庭を気にしつつも難局を乗り切るがために政治家の立場を最優先する姿には感銘を受ける。
何ものにも屈せず“鉄の女”と呼ばれただけの哲学は“さすが”の一言。
見守る夫デニス役のジム・ブロードベントの眼差しが忘れられない。

 言葉に魅力がある映画。思わず書き留めたくなる台詞にあふれている。
言葉だけで実行が伴わなかったら絵空事だが、そうでないことは歴史が照明している。
きっと、今の日本で一番欲しい物ではないか。
目先のことばかりに踊らされている政治家に未来はあるのか?

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 蛇足ながら邦題の<涙>には大いに不満。
確かに劇中で涙を見せるシーンはある…が、サッチャーの哲学に触れたなら軽々にこんなセンチメンタルな言葉は付けられないだろう。
売らんがためという<目先の成果>のために選択した…のだとしたら、それこそサッチャーは悔し涙を浮かべるのではないか。たらーっ(汗)
映画の出来とは別物だが、ひどく悲しい気分。


夜
閑話休題

今日の天体ショー…ということらしい。
サッパリ暗くて何がなにやら…。
(肉眼だときれいに見えたんですけどね)あせあせ

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