『
アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争』
<唯一無二>。クリエーターにとっては憧れかと思うが、そう簡単にクリアできるものではない。
これは果敢にも「打倒!ディズニー&日本アニメ」の心意気で挑み、それをクリアした(?)韓国のアニメーション映画。
開始30分くらいまでは、社会風刺が効いていて、まさに歴史的瞬間に立ち会っているのではないかとワクワクした。
次の30分で冷静になり、最後にはチラチラと時計ばかり気にしていた。(笑)
コンセプトはウンコ。
この時点で客を選ぶが、設定部分は面白いと思う。
描かれる世界では「ウンコ」は大事な資源となったそうで、それをめぐっての争奪戦が面白おかしく繰り広げられる。
エッジの効いた
「STIDIO4℃」を思わせる作画スタイルで、終始スピーディーなアクションで魅せる。
<キモかわ>路線だが悪くないデザイン。
いや、それぞれキャラがたっていてユニークだ。
<
フロシキ・ギャング>と呼ばれる突然変異種(かわいい!)や特殊警察官である<
ゲッコー>のインパクトの強さが光る。それぞれのボスの独裁者的でドSなところもまた然り。
残念なのは主人公である、アーチとシパックが超個性的なそれらに食われていること。(笑)
最後こそ、主役らしく活躍を見せるが、それでも弱い。
肝心な<ウンコ>は予想したほどフィーチャーされていなくて、別のものでも置き換え可能な普遍的な話になっている。
もったいないというべきか、これでよかったというべきか…。(クソッ)
代わりにバイオレンス度の高さはアニメーションとはいえ、相当なもの。
ベタな映画パロディネタも多いので、その点でも映画ファンなら楽しめよう。
されど一番強烈な印象を残すのは、<アンチ・ディズニー>とばかり黒く丸い耳をしたネズミをいたぶるこシーン。これ、大丈夫かと本気で心配になるくらい。(汗)
(ソフト化されないとか、部分的に消されるとか…そういう“アクシデント”はないのかしら?)
脚本さえよくなれば、
将来ここのスタジオ作品は大化けするかも!?
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