月曜日に文京区図書館から借りた雑誌、本、CD(前回の日記に書いたものたち)のうち、『グスタフ・マーラー』以外は片づけたので昼休みに返却しに行った。全部読んでから返しに行ったほうが効率的なのだが、予約待ちをしている他の利用者のためにそうした。このあたり、ぼくは結構律儀なのだ。
図書館の一階で雑誌と本を返し、二階でCDを返して階段を降りているとき、壁に貼ってあるポスターがふと目に止まり、釘づけになった。
― 角田光代講演会『本としあわせのねだん』 ―
一瞬にして色めき立った。だって、ぼくの心の中にある「死ぬまでに見たい講演会リスト」において、ベスト10から外れたことのない作家なんだもの。
直木賞受賞作の『対岸の彼女』とか『八日目の蝉』なんかがダントツに有名だが、ぼくは長編よりも短編に惹かれる。テンポよくスラスラと読めて、ちゃんと深いところまで描けていて、本を読むことの楽しさを味わわせてくれるからだ。『くまちゃん』『三月の招待状』『三面記事小説』『ドラママチ』『さがしもの』『人生ベストテン』なんて辺りが特に好きだ。
講演会には今まで二度ばかり参加できそうな機会があったのだが、二度とも夢叶わなかった。応募者多数のための抽選に外れたのだ(昨年の今ごろは重松清の抽選にも外れた)。
今回は二月二十八日に文京シビックホール。東京ドームのそばだ。平日だけど十九時開演なら大丈夫だろう。参加費千円。
講演会は今まですべて無料で参加していたが、それは無料じゃなきゃ行かないと言っているわけではない。五千円も取ろうとするから腹が立つだけで、千円ならノー・プロブレム。こういうとき、主催が民間会社ではなく公益法人だと安くて良い。
チケットぴあでも発売しているらしいので、Pコード「620−335」を手帳にメモし、さっそくセブンイレブンで購入。
やったぜ!
ご興味のある方はどうぞ。全席指定です。
http://www.b-academy.jp/event/detail_dyn_j.html?iid=1640
*タイトルは角田光代著『イギー・ポップを聴いていますか』からパクりました。
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