211系を長電へと譲渡する案

　ここでちょっこしと、ネタを一つ。

　長野電鉄には色々な車種が在籍しており、元営団・元東急・元小田急・元JR東日本と出自(しゅつじ)も雑多であるためか、実にバラエティに富んでいます。少し前まで長電オリジナルの車種が在籍していましたが、だいぶ昔に投入された車種だったために廃車処分となり、現在では自社発注車種は存在していません。
　長電でモーター１個あたりの出力が最も高い車種となれば東急出身の8500系ですが(130kw)、残念ながら抑速ブレーキを備えていないために信州中野・湯田中間へと乗り入れることが出来ません。このため日比谷線の初代主力だった3000系があてがわれていますが、これはこれで出力が低く、考え物です。
そこで、モーター１個あたりの出力もそこそこに高く且つ抑速ブレーキが備わった車種でもあるJRグループの211系を長電へと移籍させると丁度良くなります。東日本の房総地区に在籍している編成を入線させてもいいし(その際は、編成中のサハ２両を抜く)、東海に在籍している5000番台をいれてもいいものがあります。三扉なので、8500系ほどではないけど朝ラッシュ時でも混雑緩和の威力を発揮することになるはずですし、それでいて山岳区間への乗り入れをも兼ねられるので「一粒で二度美味しい」ということになります。



　一番いいのは、他の番台よりも加速性能が強化された5000番台なのですが・・・。