久々に、ディープなネタを一つ。
本日の私ですが、風邪気味と寝不足により病欠しております。
東日本大震災から8ヶ月が経過する頃であり、福島浜通りの悲劇を考慮の上で「如何にして電力消費(電費)を少なめに出来るか」というのをひたすら気を使わねばならないものがあります。電気鉄道は公共の電力に依存している部分が大きく(独自で発電施設を持つ事業者もありますが)、事故的な大規模停電に陥らないよう、うまく電力の調整・管理をしていかなければやっていけれません。
そこで重要な鍵となりうるのが「編成毎の電費(編成総出力)」であり、この数値が少なければ少ないほどに省エネとなります。3000kw以内を理想値に定め、編成辺りの総重量をなるべく軽めにすることで重量出力比(パワーウェイトレシオ)があまり低くならないようにします。
E231系500番台(山手線仕様)の例を見ると、電動車は6両分、モーター1個辺りの出力は95kwであり(電動車一両辺り4個)、編成総出力も2280kwとなっています(参考までに、209系の場合は4M6Tなので1520kwと更に少ない)。
編成毎の電費が少なければ少ないほどに、運行本数を無理なく多くすることも出来ます。
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