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2011年06月25日13:25

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536 座敷からくり「段返り人形」など

からくり人形と特殊なマイクロフォンの話題です、オルゴールの愛好家団体であるMBSI 日本支部の年次総会が6/18〜19に名古屋で開催されました。

ごちゃごちゃと議事が終わった後で、会員の西洋骨董のディーラーさんから「オルゴールの録音とか大きなステージや屋外での演奏にいかが?」という機器の発表です。写真1の赤い矢印部分ですが、本来はアコースティックギターのために開発されたピックアップ・マイク(というよりもコンタクト・マイク?)です。写真1の共鳴箱で、天板に乗せたピックアップ・マイクを、天板内側から強力な永久磁石で固定するものです。簡単にオルゴール本体にも傷を付けることなく取付け取外し可能。アダプターでコンピューターとUSB接続も可能。写真1右上にある安いギターアンプ(4800円!)に繋げば、やかましい街頭でも騒音に負けません。音自体も悪くは無いので、音の小さなオルガニート20などの小型オルゴールを使ってのパフォーマンスに最適です。

次は女性会員が自作!!した「段返り人形」という江戸時代の座敷からくり。写真2は作者が「うまく動かないとお仕置きよ〜〜ッ」と念力を唐子(カラコ)に送っているところ。写真3は階段の最上段で宙返りを始めたところ、あと2段、宙返りを続けながらテーブルの上まで降りていきます。原理は木製の人形の胴体に丸い空洞が縦に二つあり、細いパイプでつながっています。片方の空洞には水銀が入っていて、徐々にパイプを通じて下の空洞に移ると重心が移動して人形が宙返りを演ずるというわけです。階段の高さと蹴込みを旨く調整すると、連続して宙返りをしながら階段を下りていきます。出来上がってから顔に胡粉を塗ったところ重心位置が動いてしまい、再度手間のかかる重心位置調整をやらなければならなかったそうです。階段の塗装がまだですが、お見事!

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