母子家庭・父子家庭などと言わず「一人親家庭」と称して平等に扱うべし!!

ここで一つ、ネタを。

　既に母と子しか居ない「母子家庭」というのが存在しますが、父と子しか居ない「父子家庭」というのもだいぶ昔から存在します。但し比率としては、母子家庭が７５万世帯であるのに対して父子家庭は１０万世帯ぐらいしかありません。そのせいか、公的支援を受けるにも父子家庭は分が悪かったりします。この時点でも「男性差別」が生じていることになります。
　なお、母子・父子家庭を総称するならば即ち「一人親家庭」となり、平等に扱うべきです。しかし、自治体によっては行政的支援対策に温度差がありますが、独自に手当て支給をする自治体も存在します。参考までに東京都の場合は父子・母子問わず、一人親家庭に対して「児童育成手当」を支給しています(首都だけに、この辺は進んでいると言えます)。


　父子家庭に対しての扱いの冷遇さについては、どちらかというと高度成長期に生じた「男女分業」の思想から来ているのではないかと思えてなりません。あの時代においては「男は仕事・女は家庭」という下らぬ既成概念があったわけですから。