mixiユーザー(id:25722248)

2011年04月05日14:41

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スイッチバックのメリットとデメリット

 ここで一つ、少しディープなネタを。

 山間部において急勾配の上りきれない時によくスイッチバックとかいうシステムがとられますが、これのメリットとしては、建設工期が長く高コストとなるトンネル敷設などの方法と比べて、制限勾配を増すことなく短工期・低コストで建設できることが挙げられ、交通量が多くない場合において、実用的な長期的解決策である・・・ということです。
その反面、列車の長さが、折り返し部分の線路の有効長によって制限されたり、(スイッチバック)区間における運転の煩雑さから、所要時間が延びてしまう・・・。といった課題も残っていたりします。
また、機関車牽引での運転での場合では列車最後尾への機回しをせずに後退運転をすることになり、大変危険を伴います(プッシュプル方式で解決可能であるが、速度が制限されることが珍しくないです)。

日本にてこの形式を採用している路線はまだ残っており、どちらかといえば、過疎化の進んだ田舎や観光路線として名高いところが多かったりします。
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