ここでちょっこしと、ディープなネタを。
地震発生から3日目にあたる今月14日を起点に、史上初の試みである「計画停電」が東京電力・東北電力の両管轄エリアにて実施されています。これに伴って、鉄道のほうにも影響が及び、特に首都近郊の殆どの線区にて運行が中断となったりしました。当然、通常のダイヤからは遺脱する事にもなりますし、停電解消後の混雑も凄まじいものがあります。また、例の震災後は、しばらくの間節電を意識しなければならない日々か続く事になります。
今でこそ電気鉄道における省エネ技術の一つとして電力回生ブレーキのシステムが確立されていますが、架線の電気が一度断たれると機能しなくなって保安上不利にもなりかねないものがあります。
今ほどに、架線集電と充電装置のハイブリッド電車の投入が急務な時は無いでしょう。そもそもハイブリッドというのは「複数の動力源」を意味しており、回生ブレーキで生じた電力を貯めておくための充電装置を積載することで架線の電力が断たれてしまっても回生ブレーキが機能するようになります。
ハイブリッド気動車の原理を応用すればいいだけのことなので、理論的に可能であるはずです。
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