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2010年11月28日22:55

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有楽町ガード下(『Mother』第7話ロケ地&ジーザス!)

<裏街道の葉菜>
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遊園地)

葉菜、バッグから鍵を出して奈緒に渡す。
「先に継美ちゃんと帰っててくれるかしら。
少し寄るところがあるから」
葉菜を見返す奈緒。
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ガード下)

薄暗いガード下への短い階段を下りる葉菜。
左右を見回して、貼り紙のある壁を右に折れ、細い通路を進む。
”コンパニオン募集。20才〜25才まで”などの看板。
電飾がちかちかまたたく怪しげな通路。
左側に居酒屋の看板。
店の前に座っていた男がのっそり立ち上がって葉菜を見る。
避けるようにして歩み去る葉菜。
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秘密めいた部屋)

手帳を手にやってくる葉菜。
低い天井。てらてらと天井の灯りを映す狭い通路。
電車の音が聞えている。
葉菜、小さなドアを見て立ち止まり、背をかがめてドアの呼び鈴を押す。
ピンポン、と鳴る音。
ややあってインタフォンから「…はい」と男の太い声が聞える。
「あ、あのすみません。望月です」
葉菜、返事を待ち、符牒のことを思い出す。
「あっ、あの、ごめんなさい。ちょっと待って」
慌てて手帳の頁をめくり、そこにあるメモを読みあげる。
「漢方薬の、卸販売に関して、ミ、ミヨシさんに…お伺いに参りました」
聞き耳をたてるようにドアの向こうを伺う。
ドア、ガチャリと開く。
中からドアノブにかけた男の手が見える。
手首に金色の時計、グレイの上着の袖。
身をかがめるようにして中に入ってゆく葉菜。
ガチャリと閉まるドア。
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第7話では、葉菜さんが昔刑務所にいたという衝撃の事実が初めて語られ、
その関係から、彼女が裏稼業のひとたちを知っているということが分る。
奈緒と継美が親子として暮らすために戸籍を用意しようと決意した彼女が、
その筋のひとらしい人物を訪ねていくのがこの場面。

その直前まで、三人で明るい遊園地で楽しんでいただけに、
うってかわって暗く怪しげな裏街道へと入ってゆくのにはらはらする。
時間にして1分ちょっとしかないこのシーンもインパクトがあった。
階段を下りる葉菜の背後に緑がちらっと見えるが、下りた先は薄暗い。
電飾やらコンパニオン募集の字やら酔客らしき男やら、
いかにも怪しげな狭い通路の先に、屋根裏部屋のように背の低いドア。
常に電車の音がかすかに聞えていて、秘密の部屋めいている。
ドアを開けた男は、裏の世界のひとなのだろう。

<ガード下の居酒屋と通路>
ロケ地ガイドによれば、葉菜が立ち寄ったのは山手線の有楽町ガード下。
http://loca.ash.jp/info/2010/d201004_mother.htm
→ロケ地066
・望月葉菜が立ち寄った建物
→山手線のガード下(東京都千代田区有楽町二丁目)

山手線のガード下と言っても結構範囲は広いが、
有楽町だということは書いてあるし、画面に手掛かりもある。
通路の居酒屋看板が映るのは一瞬だけれど、
「居酒屋とうてつ」という文字が見てとれるのだ。

「有楽町」「居酒屋」「とうてつ」で検索すると、店情報がヒットした。
「有楽町の隠れ居酒屋とうてつ」(東京都千代田区有楽町2-1-21)
http://www.toutetsu.jp/tempo/index.html
地図で見ると、有楽町駅の銀座口から東宝劇場街寄りに進んだガード真下らしい。
そのうちに確認しようと思いつつそのままになっていたが、
本日ようやく足を運んでみた。

通路入口はちょっと分りにくい。
居酒屋HPのマップを参考に、
みゆき通り沿いに泰明小学校側から帝国ホテル側へと向かい、
一度通り過ぎてあれ?となって引き返し、
ようやく入口とも思えないような通路に分け入った。
インターナショナルアーケードの隣のわずかな隙間。
改装中なのか、左手が囲いでおおわれているところがあって、
とうてつも見られなかったらどうしようと心配したが、もう少し先の方らしい。
それにしても狭い通路。昼だからか人通りもなくて、なんだかどきどきする。
『Mother』ロケ地めぐりをするたびに痛感するのだが、
実際の場所に行ってみるといつも画面イメージの半分くらいしか幅がない。

<通路のポスター>
通路の先に提灯がいっぱい飾ってあるのが見えて、
ああ、あそこらしいとほっとし、
ということは、葉菜さんが下りてきた脇通路がこのあたりにあるはず、と
頭をめぐらして右手の通路と階段を見たと同時にどきっとした。
その通路沿いに見えたもの…おお、ジーザス!
なんと『GODSPELL』のポスターが貼ってあったのだ。
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2010/12/post_205.html
誰もいない薄暗い通路でひとり固まってしまった。

何故?どうして?!こんなところにジーザスが。
私を待っててくれた?
先週の紀伊国屋ホールロビーでの遭遇は、劇場内だからまだしも、
ガード下の居酒屋通路で出逢うとはまさに不意打ち。
神はどこにでもいらっしゃるものなのだなあ…(しみじみ)
よくよく考えてみれば日比谷の劇場街にも近いから、
お芝居のポスターの掲示はそう不思議ではないのかも。
隣にはシアターコクーンの『ミシマダブル』、
少し離れた場所には『テンペスト』のポスターも貼ってあった。
ドラマではあやしげな貼紙ばかりだったけれど、
現実では意外にも劇場三昧な世界で嬉しい。
思わず写真を撮ってしまった。

<階段上の晴海通り周辺>
薄暗い通路からは、階段上の外が明るくまぶしく見える。
階段を上がってそこから外に出てみた。
上がったところには一本の木(ネズミモチらしい)と植え込みの緑が見える。
これが葉菜さんが階段を下りる背後に見えていた緑なんだな。
道をはさんで見えるのは「銀座5(ファイブ)」の建物。
http://www.ginzafive.com/access.html

左手を見ると、少し先に目抜き通りの晴海通りが見える。
晴海通りのほうまで歩いて出て来たところまで辿りなおしてみた。
まずニュートーキョー本店の大きなビル、次に数寄屋橋大雅ビル、
次にラクチョウビル、その先がガード下の部分。
先ほど上がって来た階段を通り側から見降ろしてみると、
降り口にはだるまの絵の描かれた「八起」という店の看板が目立つ。
階段を下りた先の正面に見えるのは「美味千成」という居酒屋看板。
なじんでいるひとにとってはなんでもない経路なのだろうけど、
迷路めぐりのような気分。

<部屋の場所は未確認>
居酒屋通路からカメラが切り替わったあとの小さな部屋の場所までは
確認できなかったけれど、画面で見ると天井がとても低いので、
居酒屋街と同じ並びではないような気がする。
二階部分なのではないかなと思ってちょっとこの入口付近の、
上にあがっていく階段をのぼりかけたのだが、施錠されていた。
関係者以外は立ち入れないのかもしれない。
建物のトーンは同じ感じなので、この周辺だとは思うのだが。
もし詳細が分ったら追記したい。

それにしてもここでジーザスポスターと遭遇するとは!
この時期に行ったからこそですね。この偶然に感謝。

*写真は左から順に
・ガード下への階段を下りて通路に向かう葉菜
・芝居のポスターが多数貼られている階段下の壁(11/28現在)
・居酒屋とうてつの看板(日曜定休なので灯りは入っていない)
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