mixiユーザー(id:949383)

2010年11月11日00:10

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芝居好き映画好きの血

初めて生の芝居を見たのはいつだったのかな。
よく思い出せません。
ただ、小さい頃に実際の舞台を見る機会は殆どなかったかと。
地方都市にはそういう環境がまるでないから。

でも我が家ではNHK教育での舞台中継だの、名画劇場などの時間には、
欠かさずチャンネルを合わせていたので、
物心ついて以来、ドンドンドン…という太鼓の音に合わせて
ゆっくり場が移り変わってゆく回り舞台やら、
モノクロームの濃淡のなかで、
まばゆいほどの輝きを放つ美女の顔などが、
画面を通して記憶に焼き付いています。
母も映画やお芝居は好きなほう。お琴もやるし謡いも上手。
とにかくうつくしく清々しいものが好きなひとでした。

私は高校生の頃にNHKで見た玉三郎さんのドキュメンタリーで、
玉さんと泉鏡花にすっかり夢中になり、
歌舞伎や他の舞台が見たくて上京してきたようなもの。
今の観劇の中心はもちろん山本耕史くんだけれど、
TV映像がきっかけでそのひとを知り、
その舞台にのめりこんだのは同じ道筋。

芝居や映画は私の栄養素に等しいので、
長く食べられないままだとひもじくて死んでしまいそうな気になります。
ごくごくと飲み、むしゃむしゃと食べるような、そういう対象。
それなくして何の人生ぞ、という感じ。

で、そういう対象とはレベルが違うのだけど、
今度の日曜日見に行く芝居は、うちの息子も出るのです。
http://www.geocities.jp/kisha05033/ariake.html
大学時代、日文で古典をやっていた同級生たち中心のサークルらしく、
卒業記念の『源氏物語』、今回と同じ場所での『伊勢物語』にも参加しました。
社会人となった今も活動しているようで、休みの日は稽古に行っている様子。
商業演劇とは全然違う世界とはいえ、我が息子がねぇ…と感慨深いです。
まあ確かに彼が小さい頃、理解できそうな映画にはさかんに連れていったし、
歌舞伎座の幕見席で、海老蔵さんの襲名公演も一緒に観たけれども。

こうやって芝居好きの血筋は続いてゆくのか、としみじみ。
親ばかではありますが、やっぱり嬉しいです。
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