SoftBankのマニアックな新作発表。

　ここで一つ、ネタを。今回は携帯電話に関するネタです。

今週月曜日と火曜日の2日間、日本の3大携帯会社が一斉に夏の新作モデルを発表しました。auは、夏休みに海へ出かける人を重視して、全機種防水対応という策に出ました。また、日立の携帯からは自分の指に合わせた3種類のキーパッドを開発しました。一方で、XPERIAというスマートフォンが順調な売れ行きをみせる最大手のNTTdocomoは、前回からスマートフォンを大幅に増加。新しい携帯ライフスタイルをユーザーにアピールする作戦に出ています。そして、ホワイトプランを導入してから3年が経ち、ますますユーザーが増えていくSoftBank。オーソドックスに防水で挑むau、スマートフォンを増やして未来の携帯ライフをアピールするdocomoという中で今回SoftBankが着目したのは、ツイッターでした。

これは、普段からツイッターを利用しているSoftBankの孫社長が「もっと携帯でツイッターを利用するユーザーを増やそうじゃないか。」という要望によるもの。現在、日本でツイッターを利用しているユーザーは約320万人（2009年6月現在）。その内、携帯でツイッターを利用する人は、iPhoneユーザーを除けば極端に少ないとのこと。そこで、今回全ての新機種に簡単にツイッターへアクセス出来るウィジェットを標準装備させて、携帯でツイッター利用者を増やそうという何ともマニアックな作戦に出ました。実際、私も登録して利用しているものの、どういうところでフォローしたらいいのかよく分からず、また、140文字以内と字数制限がかけられているので、日頃から長文でブログを書いている私にはあまり似合わず、あんまりやっていないのが現状です（プライベートな話もあんまり書かない事もやらない理由ですね）。

…とはいっても、SoftBankの新作はツイッターにこだわっただけではありません。アクオスやプレミアムシリーズのSHARPはもちろん、ほとんどの携帯が防水対応と、機能は豊富。また、ケータイWi-Fiに関しては、マクドナルドから始まった公衆のWi-Fiスポットを大増設。最終的には18000ヶ所まで増やす予定です。果たして、夏の新作モデルで、ツイッター利用者は増えるのでしょうか？そして、夏モデルの売上戦争を制するのはどの会社でしょうか？3社の夏の携帯戦争は始まったばかりです。