熊本は政令指定都市へ昇格できるか?

　ここで一つ、九州ネタを

　鹿児島本線沿線の主要都市の一つでもあり、熊本県の県庁所在都市である「熊本市」ですが、現在人口は72万人ちょい強となっています。政令指定都市への昇格の目安である70万人以上(法律上は50万以上)には既にとどいており要件を満たしています。
　熊本市の玄関たる熊本駅にはさらに来年度の開業を目指して建設工事が進む新幹線のホームが出現し、あたかも大都会のターミナルであるかのような印象を受けます(ていうか、実際にその通りですが・・・)。
　このような背景から政令指定都市に昇格する方向で準備作業が進んでいますが、昇格しても私の地元に程近い千葉市と殆ど同規模にしかならないでしょう。

　なお、政令指定都市になるには次に示す一定の用件を満たしていることが条件で、一つでも満たしていないと指定を受けられないという大変厳しいものとなっています。


1>第1次産業就業者比率が10%以下であること
2>都市的形態、機能を備えていること
3>移譲事務処理能力を備えていること
4>行政区の設置、区の事務を処理する体制が整っていること
5>指定都市移行に関して県と市の意見が一致していること

また、仮に一定の条件を全て満たしていても私の故郷に程近い岐阜市のように不祥事が発覚したりすると即座に指定取り消しとか裁判沙汰となったりもします。