憲法9条を遵守しなくば・・・

　ここで一つ、ネタを。なお、5月分はこのネタが最初になります。

　日本国憲法が施行されてから既に60年以上が経過しましたが、「国民の生活を守るために必要不可欠で、絶対にいじってはならない条文」として思い浮かぶのが、「戦争の放棄」の規定が盛り込まれている第９条と、「生存権」の規定が盛り込まれている第25条の二つです。性平等を保障するための条文も必要不可欠であり、いじるべきではありません。
　さて、一旦は戦争を前提とした改憲勢力の動きも静まったようですが、それでも伊勢崎賢治氏がいうように護憲派勢力とてそれほどの勢いがあるとは言い切れないものがあります。
愛国者を自称する人間の殆どは戦争をするのを美徳とする思想を持ち合わせていますが、これは尊皇の精神から遺脱しているようなものでしかありません。故・昭和天皇としても元々は1938年辺りの御前会議にて「開戦など、すべきではない」と反対表明をしていましたが、当時の関東軍はこれを平気で無視し、挙句に全国的な戦災に見舞われ多くの人間が戦没者と化してしまったりしました。

　本当の意味で尊皇と言うのならば「戦争への関与をすべからず」です。憲法９条を大事にし、不戦の誓いを貫くことこそが「誠(まこと)の尊皇」となります。よって、「憲法９条をないがしろにする輩は、尊皇を語る資格も愛国心を語る資格も無い」です。ここmixiに参加されている皆さんも今一度、「憲法９条の重要さ」について再確認してみては如何でしょうか？