東海道と東北の両新幹線、実は････

　ここで一つ、新幹線ネタを。

　昨日にも九州新幹線の工事がほぼ終了し、レールが結ばれたとの記事が配信されました。記事の中で、整備新幹線の路線図と思わしき地図が登場しました（一昨日の「Directors TV」にも同じような路線図が出てきましたが・・・）。路線図を見ると東海道と東北の両新幹線がいかにも東京駅でつながっているように見えます。が、その東京駅では東海道新幹線と東北新幹線の線路はつながっていなかったりします。
例えば、新青森から鹿児島中央へ新幹線で行くとした場合は、新青森・東京間は東北新幹線、東京・博多間又は東京・新大阪間は東海道･山陽新幹線、博多・鹿児島中央間又は新大阪・鹿児島中央間は山陽･九州新幹線となり、少なくとも2回の乗り換えを必要とします（結果、所要時間、乗り換え回数では航空機に軍配が上がります）。しかも東北新幹線と東海道･山陽新幹線、九州新幹線では電気の周波数や信号システムなどが異なっており、東北新幹線は交流25000ボルトの50ヘルツ、東海道･山陽新幹線及び九州新幹線は交流25000ボルトの60ヘルツとなっているためなどで東海道新幹線〜東北新幹線の直通乗り入れが行われていないのです。


私から見ればデッドセクションを作れば直通可能になるのですが…（ちなみに新幹線のデッドセクションは佐久平・福島・盛岡・新下関にあります）。