京浜東北209系、本日引退！

　ここで一つ、関東ネタを。

　ＪＲ民営化の象徴であり、現代の通勤電車の礎を築いた209系の0番台ですが、京浜東北線での運行は本日を以って終了しました。JR初の次世代通勤型車両として1993年（平成5年）に登場。以後17年間に渡って活躍し続けてきました。しかし、故障が相次いだことからＪＲでは新型のＥ233系の投入を発表。Ｅ233系の運転開始が2007年（平成19年）ですから、中央快速線同様　非常に短期間での置き換えであると言えます。現在残っている2本のうち1本は予備用として1月いっぱいまでは同線に残るようですが、これにて平成の名列車がまた一つ、姿を消すのはなんとなく寂しいものがあります。

まず始めに、今日1日京浜東北・根岸線の209系運用最終日に長時間乗り過ごした皆さん、お疲れさまでした。今回、運用最終日に乗りこむのは人生で初めてで、正直運用最終日がこんなにお祭り騒ぎになるとは思いませんでした。

特にすごかったのが、209系最後の運用となった磯子発南浦和行の先頭車両。僕は磯子〜横浜までの根岸線内しか乗らなかったんですが、駅に発着する度に車内は大歓声。あまりの盛り上がりに車内はサウナ状態に暑くなってしまいました。

今回僕は様々な鉄道ファンの方々と話しました。そこで感じたものは、やはり馴染みの深い電車にはその人の愛情があるという事。以前僕は誰でも鉄っちゃんになってしまうという話をしました。ファン以外にも、長年この車両に乗っていた人からも、別れを惜しむ声が聞こえていました。ちなみに僕にとっての209系は、共に歩んできた幼馴染の彼女ようなもの。みなとみらい線が出来る前まではこの電車で何度も桜木町まで行ってたなぁ。…けど明日からはこのホームにもやってきません。まるでゆずの「桜木町」のサビの歌詞のように…（待ち合わせ場所いつもの桜木町に君はもう来ない）。今は別路線に転属されている車両もありますが、これだけは京浜東北の209系に言いたい…。ありがとう。そして、頑張れ!!

長らくのお時間でしたが、ありがとうございました。