mixiユーザー(id:949383)

2010年01月24日00:48

38 view

陳凱歌の京劇映画など(「さらば、わが愛」「花の生涯ー梅蘭芳」)

『樅ノ木は残った』もちゃんとすみずみまで読み込みたいし、
Kさんのお勧め『いまも生きる「武士道」』(石川真理子著・講談社+α新書)も
読まなくちゃならないし、読書だけでも結構忙しい。
磐音や小太郎の気持ちを理解するには、武士とは何かということを、
きちんと分っていなくては始まらないから。

そう言ってるうちにも、1月はどんどん過ぎてゆく。
ここ最近の観劇、鑑賞、お出かけのまとめ。

1月3日  ・展覧会「清方ノスタルジー」 サントリー美術館
1月8日  ・映画「海角7号」 シネスイッチ銀座
1月9日  ・映画「彼岸島」初日舞台挨拶 新宿バルト9
1月10日 ・「いけばな展」   江戸東京博物館
1月11日 ・友人とお食事  岩茶房
1月15日 ・映画「さらば、わが愛」「花の生涯ー梅蘭芳」 早稲田松竹
1月16日 ・護国寺拝観
1月17日 ・劇「かすがの〜『伊勢物語』二条后章段より〜」 
       イーストステージいけぶくろ
     ・「麗しのおひなさま展」  浅草橋 吉徳ギャラリー
1月23日 ・函館同室組+α新年会   歌舞伎町 東京ベリーニカフェ

今後の予定
1月24日 ・新春浅草歌舞伎 第一部、第二部
1月30日 ・かるた会      千早の友人宅
1月31日 ・柴田是真の漆×絵  三井記念美術館

陳凱歌(チェン・カイコー)監督の京劇映画については、
少しでも感想をかいておきたい。
何度見ても「さらば、わが愛 覇王別姫」(1993年・香港)には圧倒される。
けざやかにドラマティックで、傷ましさすらもケレン味たっぷり。
公開当時からもう17年もたってしまったのか。
当時はまだ京劇、昆劇などのジャンルもよく分らず、
演目の知識もなかったので、見過ごしていたところもあるが、
玉三郎さんも演じた『牡丹亭』などを観てきた今は、
より細かい部分にも気持ちが寄り添う。

主演のレスリー・チャンの自殺のことを思うと胸が痛むけれど、
この作品の彼の繊細な演技は本当に素晴らしかった。
シネマ歌舞伎『牡丹亭』で、玉三郎さんが、
親交のあった彼の言葉を紹介していた。
「役者はたくさんの花を持っているけれど、
花の数だけ苦しみもある」と。

激動の中国の歴史に翻弄される役者たち。
清朝、日本軍支配、国民党、共産党と、
激しく移り変わってゆく中国の支配者たちにつれて、
劇場に掲げられた旗が変わってゆくのが象徴的。

「花の生涯ー梅蘭芳」(2008年・中国)
http://meilanfang.kadokawa-ent.jp/
は、伝説的な女形の伝記だけに、
ケレン味は抑えられているように感じた。

壮年期を演じた黎明(レオン・ライ)の穏やかさは、
実在の梅蘭芳の人柄を思わせて好もしかったが、
青年期を演じた余少群(ユィ・シャオチュン)の、
くっきりと艶やかな美貌に目を見張った。
ちょっと松本潤くんに似た顔立ちだなあと思う。
まことに花が咲きそめるような笑顔で素敵。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2010年01月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る