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2009年04月08日11:30

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こんな物からヨーグルト その三の二

三時間経過。

固まる様子無し。

良い匂いがする。

ミントと松の葉が混じった匂いだ。

ミントだけであれば、とても爽やかな匂いの牛乳であった事だろう。

ミントミルクか。

悪くない飲み物だ。

アイスクリームでもミント味の物があるくらいだから、ミント味のミルクがあっても良いだろう。

世の中にはそのような飲み物が既にあるのかも知れない。

少し砂糖を入れれば、とても気分を落ち着かせる飲み物になるだろう。

牛乳の表面を見ると、恐らくは松の物だろう、油膜が浮いている。

別に身体に悪い物ではない。

昔は松脂をガムのようにして噛んでいたと言うし(私も経験がある)、後で葉と一緒に取り除くつもりでいる。

三時間後に又様子を観よう。


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六時間経過。

先程、表面に浮いていた油膜が拡散している模様。

牛乳の脂肪分と混じり合っているのか。

その他は、外見上の変化無し。


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十一時間経過。

これは駄目かと思いつつ、蓋を開けて驚いた。

すっかりとは行かないが、固まっている。

丁度、ブルガリアヨーグルトとカスピ海ヨーグルトの中間の様な感じ。

或いは、加熱し過ぎて失敗気味の、ややまとまりが無いカスピ海ヨーグルトの様な感じである。

このまま保温し続けるのが良いのか、冷蔵庫に保存するのが良いのか迷った。

醗酵途上であれば保温し続けなければならないし、そうでなければ、こまま保温し続けると醗酵過剰になって、酸味が強くなってしまう。

味はヨーグルトそのものだ。

乳清はあまり表面には浮いていない。

全体に混じっている。

匂いは、やはり、ミントの香りと松の香りである。

ここに来て、松の香りがあまり良い物に思えなくなった。

ミントだけの方が良かったのかも知れない。

しかし、松の葉には多量のビタミンCが含まれており、それが牛乳が固まるのに良い方向に働いたかも知れないのだ。

この段階で、松葉だけを取り除いた。

ミントも松葉も煮えている様に見える。

今現在は夜中なので、台所でガタガタやる訳にも行かず、結局は冷蔵庫に保存しないまま、朝迄待つ事にした。

保温を止めたので、朝には醗酵が落ち着いて、乳清も浮き上がっているだろう。


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十四時間経過。

全ての葉を取り除き、冷蔵庫に入れた。

これ以上は固まりそうも無かったし、冷やした方がまとまるかと思ったからだ。

まだ菌が弱いのか、これが限界なのか、他の物よりまとまりが弱い。

見た目はブルガリアヨーグルトよりもサラサラした感じ。

カスピ海ヨーグルトは、悪く言えばぬるぬる、どろどろしているが、これにはそれが全く無い。

作り方を変え、カスピ海ヨーグルトと同じ様に作ったらどうなるだろう。

或いは、今回の工程で乳酸菌も増えただろうから、ブルガリアヨーグルトと同じ様に作ったら。

味はと言えば、正直言って、あまり良くない。

素となったミントと松葉が邪魔をしている。

しかし、その背景にある味は、正しくヨーグルトの味だ。

これの種継ぎが可能であるとして、数回も代を重ねれば、ミントと松葉の風味も消え、良いヨーグルトになるだろう。


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十八時間経過。

冷蔵庫で冷やしたが、状態は先程と変わらない。

ミントと松葉の風味を除けば立派なヨーグルトになったのだが、このザラザラした外観は、作り方と、乳酸菌以外の不純物のせいなのだろうか。

米糠を素にしたヨーグルトはもう作る気がしないが、これは別だ。

再度作ってみようと思う。

それにしても、出来を別にすれば、ヨーグルトは簡単に出来るものだ。

これで我が家は四種類のヨーグルトを得た事になるが、実際、使い物になるのは、やはり、ブルガリアヨーグルトと、カスピ海ヨーグルトになるのではなかろうか。

米糠ヨーグルトは論外で、ミント+松葉ヨーグルトは改善の余地有りだ。

ミント+松葉ヨーグルトは数回も種継ぎすれば、確実に味は良くなる。

しかし、今の段階では、滑らかさが無い。

後、数回作ってみて、改善されなかったらボツにしよう。
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