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2009年04月07日17:25

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こんな物からヨーグルト その三の一

前回は米糠から抽出した乳酸菌からヨーグルトを作った。

漬物臭いヨーグルトには閉口したが、ともかくも、出来ると言う事は分かった。

種継ぎをしていけば、この臭気も消えるかも知れないし、慣れれば臭いも気にならなくなるだろうとは思うが、やはり、ヨーグルトが糠漬けの臭いではいけないと思うのである。

で、「またか?」と思われるかも知れないが、今度はこんなのでやってみた。

ミントと松葉である。

ミントは昔、我が兄が山から少しばかり採取して来た物を自宅の庭に移植したところ、そのまま自生するようになった物で、いまでも僅かばかりではあるが、毎年良い匂いをさせている。

松葉は植木職人でもあった人物の息子である我が父が植えた物だ。

松葉と言えば、スジ者の間では知られた名跡であるが、そっちの松葉とは当然ながら関係が無い。

で、この二つを選んだ理由は、良い匂いがするから、と言う事と、菌の働きが期待出来るからである。

ミントは言わずと知れた、スースーする良い匂いがする。

実際は、ミントには揮発成分は含まれていないので、口に含んでもスースーはしない。

世の中に出回っているミントキャンディー等は、当然であるかの様に、揮発成分と抱き合わせで作られているので、条件反射的にそう思うだけだ。

松葉も良い匂いがする。

蒸留酒の香り付けに使われるくらいだ。

更に、松葉から培養した酵母から、パンを焼くと言う手法もある。

これがヨーグルトに結び付くのかと疑問にも思うが、自然界に存在する乳酸菌は、これらの植物にも付着しているであろうし、全く期待出来ない訳でもなかろうと、やってみる事にした。

で、いつもの手順に従い、牛乳を温め、普段ならばここで作り置いたヨーグルトを種として混入するところであるが、今回はさっと洗ったミントと松の葉を投入した。

この日記に掲載した写真がそれであるが、どう見てもアヤシイ。

訳の分からない葉っぱが牛乳に沈んでいて、更には、尖った松葉が牛乳から飛び出しているのである。

普通ではない。

米糠でやった時よりも、更に首を傾げながら、ヨーグルトメーカーにセットした。

何でこんな事ばかりやっているのかと、疑問を投げ掛ける向きもあろうが、私は普通の方法ではつまらないと思うからである。

普通の方法で出来るとは証明されている。

もう三年もそれを続けている。

日本ではヨーグルトの代名詞にもなっているブルガリアヨーグルトにも手を出した。

これも成功し、今ある物は種として固定出来た。

今度は別の方法も試してみたいと思うのが私の性質である。

とにかく、今回はミントと松の葉が素である。

この手法が正しいかは分からない。

しかし、私は職人である。

机上ででは無く、実践的手法によって事実を検証する。

今回は糠よりも更に長い時間が必要と思われるので、気長に様子をみよう。
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