前々からやろうと思いながらもやっていなかった事をやってみました。
近頃、ヨーグルトに冠する日記ばかり書いている私でありますが、今回もヨーグルトです。
カスピ海ヨーグルトは、もう三年も作り続けている。
ブルガリアヨーグルトは、スーパーマーケットから買って来た物を種として作っていて、これはもう六回も作っているので、種として固定出来そうだ。
で、である。
ヨーグルトは米糠から乳酸菌を分離して、それを素にして作る事も可能なようだと以前の日記に書いた。
某国営放送の番組では、米糠からは作られないと。
某民放の番組でも同様の見解が放送されていたようである。
そもそも、米糠に含まれている乳酸菌と、ヨーグルトを発行される乳酸菌とでは種類が違い、米糠に含まれる乳酸菌は漬物を醗酵させるには向いているが、動物性蛋白である牛乳等を醗酵させるには向いていないそうなのである。
これが、テレビ局の今流行の情報番組の見解。
実際はどうなのかと言うと、やはり出来るようなのだ。
そもそもテレビ局の方法は非常に雑で、漬物に使われている糠を直接牛乳に投入していたりして、こんなのではマトモなヨーグルトなど出来ようはずもない。
ネットで検索を掛けると出て来るが、ちゃんと米糠から乳酸菌を分離して作っている人もいる。
普通ではない方法に興味をそそられる我輩である。
別にアブノーマルだとか、変態趣味があるとか言う意味ではない。
我が家は毎年、農家から直接玄米を買っていて、近くの生協の駐車場にある米つきマシーンで米をついて来る。
これには糠を取り出す機能があり、欲しい人は自分の米の糠を持って帰られるのだ。
で、米をついてくるのは最近では私の役目なのであるが、私はこの糠を持って帰って来ている。
我が母は糠みその匂いが好きではないらしいので、我が家では糠漬けを作らないのであるが、糠はその他にも色々と用途がある。
これに塩と一緒にサンマ等を漬け込んで、焼いて食べるととても美味しい。
光モノの魚は苦手な私であるが(食べると気持ち悪くなる)、このサンマの糠漬けは好きだ。
で、我が家には恒常的に糠がある。
これをヨーグルト作りに生かさない手は無い。
ネットで紹介されていたのとほぼ同じ方法でやってみた。
ネットでは、『ぬか 大さじ3、水200cc』とある。
が、私は大雑把である。
糠、1リットルのペットボトルに三分の一強、お湯、入るだけ。
これをガシャガシャとシェイクして、一晩置いてみた。
ネットでは糠が上に浮いて、一番下に乳酸菌の白い溶液が溜まる、とあるが、私の場合は糠が沈み、上に濁った液体が溜まっている。
一番上は石鹸のような泡で、その下が濁った液体だ。
因みに、石鹸の無い時代の日本では、この糠を袋に入れ、風呂場に置き、『糠袋』、或いは、『洗い袋』と称し、身体を洗うのに使ったそうである。
で、このどの部分を取れば良いのか分からないので、取り合えず、この濁った溶液を取り分け、油漉し用のキッチンペーパーで漉し、これを種として、四十℃近く迄温めた牛乳と混ぜ、ヨーグルトメーカーにセットした。
牛乳1リットルに、濁り液100cc。
今はその直後であるが、はてさて、どうなるか。
半日経過したら、また様子を観よう。
ログインしてコメントを確認・投稿する