大晦日は夕方から出かけることになるので、
例年、最後の日に一気に作るおせちは、今日中にやっておかないと。
黒豆はゆうべから土鍋で煮て、だいぶ柔らかくなりました。
うちのおせちの甘いものは、この黒豆ときんとんのみ。
二つあれば充分なので、伊達巻までは作りません。
きんとんは、息子の担当。
色よく仕上げたいので、息子の通う某大学にたくさんある
くちなしの実を、ちょっと失敬してきます。
うちのすぐ目の前だし、我が家の前庭みたいな気分。。
早めに取っておかないと、鳥が全部つついて駄目にしてしまう。
午前中に取ってきた息子によれば、今年はまずまずとのこと。
なかなか綺麗でかたちの良い実。
さつまいもの皮をむいて輪切りにして、
柔らかくなったところで、実を投入。
橙色の実が、きれいな山吹色を噴き出して、お芋を染める。
適当なところで取り出して、あとは砂糖を加えて練り上げる。
最後は裏ごし器にかけて、なめらかにして、甘納豆を加えます。
きんとんの中で、乾いた甘納豆がしっとりした煮豆になって、
お互い引き立てあって、美味しくなるような気がします。
母がこうやって作っていたので、私もそれを踏襲して、
今は息子がその通りに作る。伝わってゆくことが嬉しいです。
器に盛って、南天の葉を添える。今年もなかなか良い出来。
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