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2008年12月04日21:29

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240 Ex Libris展と古楽演奏会

母校関西学院大学の図書館旧館(時計台)でEx Libris(蔵書票)の展示会(写真1)がありました。書物に所有者を表示する場合、日本では蔵書印というものを本の扉などに捺印していました。これも凝ったデザインのものが多くて、見ていても楽しいものです(持ってるともっと楽しい)。西洋の習慣では書物に所有者を示す小さな紙片を貼り付けていました。この切手を大きくしたような紙片をEx Libris(蔵書票)と呼びます。これまた特別に漉かれた用紙を使ったり、その時代の印刷技術のありったけを注ぎ込んだりして面白いデザインの物がたくさん作られました。切手と同じ様にコレクターが存在して、なかなかタイヘンなようです。本に因んで石油ランプ、本棚、ペン、めがねなどのリトグラフやエッチング、綺麗な樹木や花の木版画など、自分でも印刷して愛読書に貼れたら・・・。

Ex Libris展を見てから、毎年恒例のランバス・チャペルで古楽演奏会を聞きました。入場料はタダ、今年は古いイギリスのクリスマスの讃美歌(ノエル)や流行歌が主体でした。去年はダウランドなんかの暗い音楽が主体でしたが、今年はもう少し明るい音楽だったので楽しめました。ルネッサンス・リュートと珍しいオルファリアン(写真2)の伴奏によるソプラノ。ホッコリとしたピッチの低いルネッサンス時代の古い歌曲を聴いて外に出ると旧図書館がライトアップ(写真3)。

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