ありがたいことに仕事が続いている。
知人からも仕事を回してもらったりして、その意味では順調ではあるが、おかげで映画鑑賞は順調には行かない。(苦笑)
合間を縫って細々と自宅鑑賞…。
『ある女流作家の罪と罰』
http://www.foxmovies-jp.com/canyoueverforgiveme/
第91回アカデミー賞主演女優賞、助演男優賞、脚色賞の3部門にもノミネートされたにもかかわらず劇場未公開となりソフトもDVD発売はされたがBD化はされていない映画。
先ごろスターチャンネル、WOWOWで放送された。
実在の伝記作家リー・イスラエルの自伝を映画化。
ベストセラー作家だった彼女が詐欺師に転落していく様を人間味たっぷりに描く。
他人の伝記ばかり書いてきたリー・イスラエル。
文才はあるが、自分の文章が書けない。
「貧すれば鈍する」の諺通り有名人に成りすまして手紙を捏造して荒稼ぎする方法を思いつく。
ずっと様々な人の文章に触れてきただけあり、リサーチ力は高い。
ある意味本人以上に本人らしいのだ。
しかし、そんなことが長く続くわけもない…。
孤独で独善的な作家の人生を描いているが、どこか他人事とも思えない。
オリジナル作品を書くように勧められても、いつも言い訳ばかりでごまかすのにプライドだけは一人前。
そんなワガママな作家を支える友人ジャック・ホックをリチャード・E・グラントが人間味たっぷりに好演。
結局、人は一人では生きていけない。
支えとなる人物と誠実に向き合わないとならない。
劇場公開されなかったのが惜しまれる。
『シンプル・フェイバー』
http://simplefavor.jp/
公開時に興味はあったのだが、諸事情で断念。
これまたWOWOW放送で鑑賞。
『デンジャラス・バディ』『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などのポール・フェイグ監督作によるミステリー劇。
原作はダーシー・ベルの「ささやかな頼み」。
シングルマザーが急速に親しくなったママ友失踪の謎を追う。
いかにもポール・フェイグらしいスタイリッシュな美的センスに溢れる。
セレブのような豪華な生活風景からは香りが漂うようでもある。
いつもの愛くるしいコミカルな役柄のアナ・ケンドリックの安定感やファッションショーのごとく目まぐるしい衣装替えするブレイク・ライヴリーの魅力は十二分に伝わる。
しかし、その一方でミステリーにしては謎解きのキレがイマイチだし、人間ドラマとしての深みにもいささか欠ける。
子供にしても親の存在にしても、また過去につながりがあった画家にしても、次に話を進めるための道具としか生かせず、ミステリーにしてはとっ散らかった印象を残す。
SNSやブログといった活用法はいかにも現代的ではあるが、外見よりも中身にスタイリッシュさが欲しかった。
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