多忙につき、なかなか映画館には行けない代わりに…といっては何だがソフト購入のこちらを鑑賞。
『
バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
エマ・ストーンが実在のテニス選手(ビリー・ジーン・キング)を演じ、1970年代に男性のテニスプレイヤー(ボビー・リッグス)との性差を超えた世紀の対決を描く。
今でもあらゆるところで男女格差は多く見られるが、当時のテニス界も同様で男子のツアー賞金と女子のそれとでは約8分の1であった。
それを不服として、当時女子選手のトップだったビリーらが抗議運動を起こすことになるのだが、なんだか昨今のハリウッド俳優たちの出演料の男女格差問題とピタリと符合する。
監督は『リトル・ミス・サンシャイン』のジョナサン・デイトン&バレリー・ファリスが務め、また『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイルが製作に加わり、脚本家も同じ『スラムドッグ〜』のサイモン・ボーファイと魅力的な(かつ手堅い)スタッフが名前を連ねる。
かなり意識して70年代を再現しているように思える。
劇中の衣装や小道具はもちろんのこと、FOXのオープニングロゴからして趣向を凝らしている。
当時の作品らしく見えるようにあえて粒子の荒い画像とモノラル音声を採用しているのだ。
やがて女性を代表する活動家的リーダーに押し出されるビリーと、女性軽視で選手として旬を過ぎたテニスプレイヤーボビーが、互いの目的で対戦することになるのだが、この辺の事情と<駆け引き>は見どころの一つと言えるか。
(男尊女卑のボビーが“落ち目”というのも比喩的に感じる。)
つくづくテニスはメンタルのスポーツだと思われる。
女王ビリーを演じたエマ・ストーンのテニスシーンもよく健闘していると感じるが、何より口八丁手八丁のボビーを演じたスティーヴ・カレルが役にドンピシャ。
女子側の専属デザイナー役で出演のアラン・カミングも彼の資質を生かした役柄で大いに納得。
7月 6日より TOHOシネマズ シャンテ他にて公開
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