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2014年05月03日00:14

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アメリカの夏

 たまたま夏のアメリカを舞台にして、女性が主役の映画を連続して鑑賞。
しかも劇場は同じシャンテ…これは狙っているよなぁ。(笑)

『8月の家族たち』

 ピューリッツァー賞&トニー賞のW受賞舞台劇の映画化。
なるほど舞台劇の匂いがプンプン。

 父べバリーの謎の失踪がもとで近親者が集まる。
癌に侵され、救いがたいまでの気難しい母バイオレット。
彼女の娘三人に妹夫婦、それぞれ問題や悩み、秘密を抱えた親戚一同の激しい口論が繰り広げられる。

 男性も出てくるけど印象に残るのはすべて女性。
噂にたがわず実力派俳優たちの見ごたえある演技バトルが楽しめる。
ジュリア・ロバーツも大奮闘しているが、やはり筆頭はメリル・ストリープじゃないか。
鬼気迫る演技に終始圧倒される。ノミネート常連の力量は伊達じゃない。

 「やはり家族だよな」と思わせる<気難しい血脈>には説得力があるけど、現実にいたら鬱陶しい。あせあせ
安易な解決を提示しないあたりも立派だが、母が蔑んでいたシャイアン族の家政婦と立ち位置が入れ替わる構図は見事である。

 一族に隠された最大の秘密は週刊誌ネタっぽくて、ゴシップ好きの層には広くアピールするだろう。
出口のない一家が広大なオクラホマの平原に住むというのは、ある種の絶望感につながるのだろうか。それでもかすかに希望を思わせるラストも家族ならではか。
日中40度を超える日も珍しくないというオクラホマが舞台だからではなく、喉がカラカラになる。ふらふら

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『とらわれて夏』

 人生を変えるのに多くは必要ない。
時にはほんの少しの経験だけで十分。
夏の終わりのたった5日間の体験が母子の人生観を大きく変えることになったドラマ。

 ジェイソン・ライトマンといえば、これまで長編は5本しか監督していないのに2度も作品賞にノミネートされるほど実力を認められている監督。
しかも『JUNO/ジュノ』『ヤング≒アダルト』など生き生きした女性を描くことでも定評がある。
そんな彼の新作は直球ともいえる男女の恋と少年の成長を描くドラマ。

 数学の世界ではマイナスかけるマイナスはプラスになる。
そういう風に負の存在(逃亡犯)との関わり合いが閉塞的だった心を開かせるというドラマは時折見かける。
素性も分からぬ いかつい野郎がシングルマザーの家に転がり込むだけでスリリングな展開は予想できる。
だが、この男(ジョシュ・ブローリン)が魅力的。絵にかいたような理想的父親像。
これでは母(ケイト・ウィンスレット)も息子(ガトリン・グリフィス)もイチコロ。
実は親子の再生物語であると同時に、逃亡犯にとっても“人生の第二幕”である。
互いに人生に躓いた者たちゆえ理解も深まったのかもしれない。

 しかし、初めての“共同作業”のパイ作りのエロいこと。ケイト・ウィンスレットは脱がないのだが、実にエロティックに描かれる。(あの映画の超有名なワンシーンを思い出すな。…笑)
自身、三人の子を持つケイトの熟し加減がいい塩梅に感じられる。

 もちろん、逃亡犯ゆえそれで終われるはずはないのだが、短いひと夏の体験が大きく少年を変えたことに違いはない。泣き顔

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