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2013年06月08日01:51

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『ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界』

『ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界』

 またストーリーを説明した余分な副題に閉口しながらの鑑賞。(ちなみに原題は『Ginger and Rosa』)
何事も相性というものがある。サリー・ポッターの映画をキチンと観るのは初めてだが、相性はいいかもしれない。指でOK
第二次世界大戦、広島に原爆投下された時と同じくしてロンドンに生まれ、その後も親友として成長していったジンジャーとローザ。この二人の少女と取り巻く家庭環境を通して、“身近な冷戦”を描いてみせる意欲作。

 教師で思想家の父ローランドと画家志望だった母ナタリーの間に育った“ジンジャー”。
おりしも<キューバ危機>の影響で核反対運動が盛んなあたり、なんだか現在の日本と重なる気がする。
しかし、まだミドルティーンの女の子にとって“世界”は家族や友人といった小さなものでしかない。
核の恐怖に怯える世界のためなんて、反核思想にかぶれて集会に参加したとしても背伸びしているだけで実感は薄いに違いない。

 多感な青春時代の揺れ動く心をサリー・ポッターは社会問題とリンクさせてうまく描いていたと思う。
一枚岩と信じていた身近な関係が実は本心ではそうでもなかったことを知る衝撃。冷戦は外だけではなく内にもあったのだ。
しかも世界崩壊の<核のボタン>を押す人が、“その人”とは皮肉以外何ものでもない。ふらふら

 時代を感じさせる色彩や音楽も効果的で、寂れた風景も彼女の心情に沿っていて良かった。
実はジンジャーはニックネームで本名のキラキラネーム(!)にビックリするのだが、それにしてもエル・ファニングは役への入り込み具合が凄いね。
イギリス英語に苦労したらしいが、彼女のお陰で一ランク上の感動を呼び起こされている。

フォト


 IMDbの評価ではイマイチみたいだけど、私は好き!ウインク
エル・ファニングの下着姿が拝めるという理由ではないよ、決して。(笑)←コラッ!

8月、シアター・イメージフォーラムにて公開予定
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