『
Mama』
『パシフィック・リム』の公開が待たれるギレルモ・デル・トロだが、一方では後進の援助にも手を貸している。
そんなギレルモ・デル・トロ製作ということで話題のクラシカルな怪奇ホラー『Mama』。
ヴィクトリアとリリーという姉妹は次々と悲劇的なことで両親を失い、人里離れた森の中で二人きりで生活せざるを得なくなる。食べ物もなく、通常ならすぐにでも餓死してしまうであろう状況を救ったのが“ママ”。
やがて数年がかりで叔父ルーカスが見つけ出すものの、まるで狼少女のような野生児となった二人。(育てたのは狼じゃないけど…)
彼女たちを連れ帰り、恋人アナベル(ジェシカ・チャスティン)と暮らし始めるが奇妙なことばかり起きるようになる。
アンドレス・マシェッティ監督の自主製作短編(たったの3分程度)を長編化ということもあるのか、至って筋はシンプル。
冷たい画質が怖さと美しさを兼ね備える。
“ママ”の正体の謎が焦点だと思うが、これも古典的な設定で楳図かずおの漫画に通じるところもあるように感じた。
一人遊びをしているのかと思う画面で「ぎょっ」となるところなどは見せ方の工夫を感じる。
正直、
画面が暗すぎて何が動いているのかよく分からないが、正体を知らないということが、やはり一番の怖さで、その後の姉妹の選択を見ると成長段階での保護者の責任や環境の影響は小さくない。
当初はまるで赤の他人だったアナベルの中にめざめる母性に希望を感じさせる。
しかし、長編に膨らませるなら、
アナベルの母とのエピソードも描きこんでいたら深みが出ていたのでは…と惜しまれる。
現時点で公開は未定だが、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのジェシカ・チャスティンが出演しているので公開もあるかな?
ちなみに下の動画がMAMAのオリジナル・フィルム(デル・トロが紹介してる)。
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