『
セレステ∞ジェシー』
タイトルは『セレステ』だけの方がしっくりくるのではないか…と、見終わった正直な感想。
仲のよいカップルは世に数多存在するが、仲がよいのに離婚しようというカップルはそうはいまい。
よく議論に取り上げられる<別れた相手と親友になれるか>というテーマから心のあり方を取り上げている。
キャリアがあり、しっかりした姉さん女房的(学生時代の知り合いだから同い年だろうけど)なセレステと、口ばっかりで自分に甘い“アーティスト”ジェシーの奇妙な仲良しカップルはどう見ても不釣合いな関係。
セレステの気持ちは分からなくはない。
愛する人が自堕落なままでいい気持ちはしないだろう。
尻のたたき方として<別れても好きな人>というスタンスを取ったのではないかと思うが、真意は男には伝わらないと思う。
この辺が男女差を感じさせてチクリとくる。
セレステ役ラシダ・ジョーンズが自身の体験を踏まえて脚本化したということもあり、役柄にはマッチしていると思うが、
もしかして対象に近すぎるか?
同僚である<スコット>役のイライジャ・ウッドなど脇で個性的なキャラクターが見られる。
揺れる心を反映したハンディカメラは適切だと思うが、
Lily Allenの挿入歌「Littlest Things」があまりに露骨でピッタリというべきか、ピッタリ過ぎるというべきか戸惑うほどだった。(苦笑)
タイトルにジェシーの名が不要だと思うのは、セレステが“変数”ならジェシーは“定数”だと思うから…。
これはあくまでセレステの話であってジェシーのそれではない。
不器用で痛い恋の行く末に共感する女性も多いのかもしれないが、個人的には自己陶酔を強く感じる。
この受け止め方も男女差かな…(苦笑)
試写会@シネクイント
5月25日よりシネクイントなどで公開
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