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2021年06月19日14:51

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『わたしはダフネ』

『わたしはダフネ』

 かけがえのない家族の喪失。それは突然訪れる。
悲観論者の父ルイジと日々明るく暮らすダウン症の娘ダフネにとって家族をつなぐ母親マリアの存在は小さくない。
家族の精神的支柱を失いダウン症の娘の将来を心配する高齢の父が娘と母の生まれ故郷へと足跡を辿るように旅に出る。
そこで出会う数々の人たちとの触れあいや、父が知らなかった娘の一面を垣間見て新たな発見をする心温まる佳作。

 家族の中心を失ってしまい残された家族がうろたえる様子は『アマンダと僕』とも通じるようだが、こちらの娘はダウン症という病を背負っている。
ヒロインはじめ劇中では多くのダウン症キャストが出演する。
(日本では難しそう…)

 “病はハンデ”と固定観念にとらわれやすい人々に向けられたメッセージとダフネの強いまなざしが突き刺さる。
彼女の生き方に教えられ、自分の個性を生かし自信をもって生きようと。

 フェデリコ・ボンディ監督の長編2作目で本作が日本初公開となる。
何といってもダフネ役のカロリーナ・ラスパンティの存在は大きい。
映画はフィクションだが、劇中同様に今もスーパーで働くという彼女が半分ノンフィクションのような趣を与える。

 第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門、国際批評家連盟賞受賞
字幕の字数問題なのかもしれないが「ダウン症」を「蒙古症」と表記されていていたのが少し気になった。

オンライン試写会にて鑑賞。
7月 3日より 岩波ホールにて公開

 余談だが、観終ってIMDbで何点くらいかなと思って予想して調べたら小数点以下もピッタリで笑ってしまった。

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